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UPDATE1: インフレ圧力の急速な低下、持続は困難=米SF地区連銀総裁
2007年7月13日 / 02:39 / 10年前

UPDATE1: インフレ圧力の急速な低下、持続は困難=米SF地区連銀総裁

 [アンカレジ(米アラスカ州) 12日 ロイター] 米サンフランシスコ地区連銀のイエレン総裁は12日、現在の金利政策によって、インフレは徐々に緩和していくだろうが、このところ見られる物価上昇圧力の急速な低下も持続しにくい、との認識を示した。

 賃金上昇の可能性を背景に、依然としてインフレの上振れリスクが存在すると指摘。今は「非対称的な政策傾斜」が適切との見方を示した。

 講演後に記者団に対し、数ある雇用関連指標の中で失業率だけが労働需給ひっ迫の実際の兆候を示している、と述べた。一方で、報酬に関する数字を見ると賃金インフレへの「懸念がやや和ぐ」としている

 食品とエネルギーを除いたコアインフレ率は最近低下している。同総裁はこのように落ち着いている点について「励まされる」と表現したが、物価上昇圧力の減退はここ数カ月に見られたような速いペースでは続かない、との見方を示した。

 同総裁は「今後1、2年に、コアインフレは一段と改善する」と述べた。一方、月ごとの数字は現在「かなり低い」が、一段と低下する前に再び上向く可能性もある、と指摘。上昇率が前年比1.9%の水準に維持されるかどうか、現時点では「まだ完全には納得できない」と述べた。

 コアベースの個人消費支出(PCE)価格指数は5月、前年比1.9%上昇と、FRBが適切と見ているというプラス1─2%に収まった。

 これに関連して、インフレ率がある一定のレベルにどの程度の期間とどまれば、インフレが過ぎ去ったと判断しうるか、との質問に対しては「機械的な回答はない」との認識を示した。

  

 同総裁は、インフレに対するFRBの見方に基本的な変化はない、と述べた。また、政策当局者が食品とエネルギーの価格に十分な注意を払っていない、との批判を認識している、としたうえで「われわれは食品とエネルギーを注視している。その姿勢は変わっていない」と述べた。

 同総裁は、コアインフレがよりよい指標だと述べた。食品・エネルギーは含まれていなが、間接的には他分野の物価にある程度、影響していると考えられるためだと主張した。

 同総裁は、08年末まで緩やかな経済成長が続くとの予想を示し、サブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手への住宅融資)問題が経済全般に影響する可能性は小さいと述べた。ただ融資条件厳格化や差し押さえの増加で、住宅市場の低迷はさらに深刻になる可能性もあると述べた。

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