〔アングル〕米シティ株が急落、財務状況に関心集まる
[ニューヨーク 1日 ロイター] 1日の米株式市場では、金融大手シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)が資本強化のために減配を余儀なくされる恐れがあるとの懸念が浮上、同行の株価が急落した。
懸念されているのは、総額800億ドルといわれるストラクチャード・インベストメント・ビークル(SIV)やサブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)など、同行のクレジット市場へのエクスポージャー。
市場では、SIVの資金繰りが悪化すれば、バランスシートへの資産計上を余儀なくされ、資本の増強が必要になるとの懸念が浮上。モーゲージ関連で評価損の追加計上が必要になるのではないかとの不安もある。
シティ株急落のきっかけとなったのは、CIBCワールド・マーケッツのアナリスト、メレディス・ウィットニー氏のリポート。「シティグループは、資産売却、減配、増資、もしくはこれらの組み合わせを通じて、短期的に300億ドル以上の資本調達が必要になるとみている」として、シティの投資判断を「セクター・パフォーマー」から「セクター・アンダーパフォーマー」に引き下げた。
同日のシティ株は一時9%急落、2003年5月以来の安値をつけた。売りは株式市場全体に波及し、米国債は急反発。市場ではプリンス最高経営責任者(CEO)の辞任を求める声が強まった。同行の第3・四半期決算は57%の減益だった。
シティの広報担当者はコメントを拒否。アナリストリポートにはコメントしない方針であり、配当額は取締役会の決定事項だと述べた。
複数のアナリストによると、シティの四半期配当は総額27億ドル(1株当たり0.54ドル)。このため、資産売却やトレーディング業務の制限を検討する必要が生じる可能性があり、収益力が低下することも考えられるという。 続く...












