G7では為替よりも構造改革問題を焦点に=英財務相

2007年 10月 11日 09:13 JST
 

 [ロンドン 10日 ロイター] ダーリング英財務相は10日、ロイターとのインタビューで、来週ワシントンで開く7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)では為替問題よりも、構造改革や貿易障壁の撤廃問題などを焦点にするべき、との考えを示した。

 財務相は前日、世界的なクレジットクランチの影響で英経済成長見通を下方修正したが、米国の住宅市場の悪化に端を発した金融混乱は米国以外にも波及していると指摘した。

 しかし、G7ではドル安問題が討議されるべきだとする他の欧州国の懸念とは一線を画した。

 G7では為替問題が議題の一つとなり、為替に関する声明の変更に圧力がかかるかとの質問に対して、「G7では恐らく、世界的に必要とされる長期的な構造改革問題を集中的に討議することが必要だと思う」と述べた。

 今週開かれたユーロ圏財務相会合は、「強いドルは米国の国益」とする米側の主張について注意を払うよう市場にあらためて訴えたほか、日本経済が改善していることも考慮すべきだと指摘した。

 ユーロ圏では、フランスを中心にユーロが対ドルで過去最高値を更新していることに懸念が強まっており、G7はユーロ押し下げの一助になるような共通認識に立つべきだとの見方が出ている。

 しかし、財務相は「欧州が概して直面している問題は、硬直性を低減するための構造的な改革が必要だということだ。例えば労働市場は一段の柔軟性が必要だ」と述べた。

 英国経済については、インフレ圧力には警戒が必要との認識を示した。

 
 

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