WRAPUP1: 米地区連銀総裁、12月の利下げ見送りを示唆

2007年 11月 28日 09:16 JST
 

 [シカゴ 27日 ロイター] 米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁とフィラデルフィア地区連銀のプロッサー総裁は27日の講演で、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを支持しない意向を強く示唆した。

 両総裁は、金融市場の混乱への対応では、すでに十分な利下げが行われており、一段の利下げはインフレリスクを高めると主張。連続利下げを予想していた市場関係者との見解のずれが浮き彫りになった。

 タカ派とされるプロッサー総裁は、ロチェスター大学での講演で「場合によっては、利下げは苦痛を伴う価格再評価のプロセスを長引かせる可能性がある」と指摘した。同総裁は来年のFOMCで投票権を持つ。

 今年FOMCで投票権を持つエバンズ総裁は、先物業協会主催の会合で、FRBは経済成長が予想以上に減速する可能性を回避するため、おそらく十分な利下げをしたと主張。

 「経済活動全般が予想を超えて著しく弱くなるリスクは依然としてあるが、FRBが実施した政策上の保険を考慮すると、(そのリスクが顕在化する)可能性は小さいと思う」と述べた。

 10月のFOMCではインフレの上振れリスクと成長の下振れリスクがほぼ均衡しているとの判断が示されたが、エバンズ総裁は、今もこの判断が適切だと主張。

 「今日までのところ、金融政策のスタンスは(FRBに)課せられた2つの目的の達成と整合性がとれており、よく機能する金融市場を促進させる一助となる」と述べた。

 またプロッサー総裁は、米経済が「大幅なインフレ圧力」に直面し、数カ月前に比べてインフレ期待が「ぜい弱」になっている時期に利下げすれば、メリットよりも弊害のほうが大きくなる恐れがあると指摘。  続く...

 
 

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