米国の金融サービス業界、さらに厳しい困難に直面する可能性=ゴールドマン

2007年 11月 20日 15:39 JST
 

 [ニューヨーク 20日 ロイター] ゴールドマン・サックスは19日、米国の金融サービス・セクターについて悲観的なリポートを発表し、住宅価格はさらに下落する可能性が高く、金融機関が評価損の計上を迫られる金額も膨らむ見通しだと指摘した。一部の住宅ローン保証会社は存続のために資金調達の必要性に迫られ、それが困難な企業は破たんに追い込まれる、との見通しを示した。

 リポートは、ゴールドマンの金融アナリスト、ロリ・アッペルバウム氏、トーマス・チョルノキー氏、ジェームズ・フォザリンガム氏、ウィリアム・タノナ氏が共同で執筆した。

 リポートは、住宅価格の下落や景気の悪化により、住宅ローンを裏づけとした証券の価格は一段と下落すると予測。一方、サブプライムローンを組み入れた債務担保証券(CDO)の価格は、全体でさらに1500億ドル減少する可能性があるとの見方を示した。

 世界の金融機関はすでに、第3・四半期に180億ドルの評価損を計上しているほか、第4・四半期に220億ドルの評価損計上を予定している。

 リポートはさらに、一部のローン保証会社や保険会社はバランスシートを強化するために資本調達が必要になると指摘したうえで、資本調達ができない場合に経営破たんのリスクに直面する「絶望的な」グループと、減配など他の手段で代用できる「困難に直面する」グループに二分されると予測。

 破たんの危機がある前者に属する企業として、MBIA(MBI.N: 株価, 企業情報, レポート)、アムバック・フィナンシャル・グループ、セキュリティ・キャピタル・アシュアランスSCA.N、アシュアード・ギャランティ(AGO.N: 株価, 企業情報, レポート)を、後者のグループに属する企業としては、シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)、ワシントン・ミューチュアル(WM.N: 株価, 企業情報, レポート)、ファースト・ホライゾン・ナショナル(FHN.N: 株価, 企業情報, レポート)、ナショナル・シティ・コープNCC.Nを挙げた。

 
 

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