最近のLBO、破たんするペースがこれまでより速い=S&P
[ニューヨーク 26日 ロイター] スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)はリポートで、最近の米国でのレバレッジド・バイアウト(LBO)について、借り入れ比率が高いことに加え、買い手のプライベートエクイティがすぐに現金化してしまうなどの理由で、破たんするペースがこれまでの事例よりも速くなっていると指摘した。
1980年代のLBOブーム以降過去20年間に目立った破たんが相次いだが、「市場が実際に何かを学んだとはいえない。ここ数年見てきたようなレバレッジを効かせたLBOを80年代に探すことはむずかしい」としている。
LBOではプライベートエクイティ会社などが、買収先の資産を担保にほとんどを借り入れで企業を買収する。買収資金を借り入れるため、買収する企業の財務規律をはかり、経費削減を強化することなどが前提条件になる。借り入れが返済されると、LBOスポンサーは当該企業の株式を新規上場(IPO)し、現金化が可能になる。
しかし最近では、LBOスポンサーは自分たちに特別配当を実施してこれまでよりも早く現金化することを好む。
S&Pによると、IPOに基づく最初のモデルは信用力の改善につながるが、2つ目の例では信用力が悪化し、当該企業の長期的な展望も損なわれるという。
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