インド株、08年は資金の安全な避難先になる公算=メリルリンチ
[香港 11日 ロイター] メリルリンチのストラテジストは11日、世界でも最も割高な市場の1つとなっているインドの株式市場について、減速する世界経済へのインドの依存度が低いため、2008年には投資家にとって資金の安全な避難先になるとの見方を示した。
世界の投資家は昨年ほどではないにしろ、中国株と香港株についてもオーバーウエートとすべきだとしている。一方、韓国と台湾市場についてはアンダーウエートを推奨した。
メリルは米経済の成長が鈍化する中、他の貿易依存度の高い国に比べてインドの健闘ぶりが鮮明になると予想している。メリルは、インドの物品とサービスの輸出が国内総生産(GDP)の約5分の1にとどまり、中国の40%を下回っていると指摘した。
メリルのアジア株担当首席ストラテジスト、マーク・マシューズ氏は香港での記者会見で「インドのバリュエーションは割高で、市場も混雑しているが、救命ボートというのは混雑するものだ」と述べ、「売りに回る十分な理由がないため、割高なバリュエーションは長引くと考えている」と付け加えた。
今月10日に過去最高値を更新したインド株式市場の指標となるSENSEX指数.BSESNは、12カ月後の予想株価収益率が20倍を超えており、香港上場の中国企業株指数(H株指数).HSCEの約18倍を上回っている。
メリルはまた、中国は引き続き香港に次ぐアジアの推奨市場だが、高いインフレ率が懸念されるためオーバーウエートの程度を弱めたとし、08年上半期の中国市場は厳しい局面を迎える可能性があると警告した。
メリルはマレーシア、パキスタン、シンガポール、フィリピンの各株式市場の格付けもオーバーウエートとしている。 続く...












