中国が人権活動家に禁固3年半の判決、北京五輪に新たな火種か

2008年 04月 3日 19:14 JST
 

 [北京 3日 ロイター] チベット問題でも積極的な発言を行っていた中国の著名な人権活動家、胡佳氏が3日、中国共産党を批判した「国家政権転覆扇動罪」により、禁固3年6カ月の判決を受けた。

 8月に北京五輪の開催を控え中国の人権問題に国際的な注目が集まるなか、同氏に対する実刑判決もさまざまな議論を呼びそうだ。

 ライス米国務長官は2月に北京を訪問した際、この問題を取り上げていた。今回の判決を受け、米国大使館は声明で「われわれは中国に対し、人権や宗教の自由についての問題を改善するための対策を講じるよう求める」とし、遺憾の意を表明した。

 新華社は判決について、胡氏が「罪を自白して懲罰を受け入れた」ことによって比較的軽くなったと報じた。一方、胡氏の弁護士2人は、判決が重過ぎると反論している。胡氏には10日間の控訴期間が与えられているが、弁護士によると控訴の可能性は低いという。

 中国では先月にも、北京五輪に反対した活動家の楊春林氏に対し、胡氏と同じ罪で5年の禁固刑が言い渡されていた。

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルのマーク・アリソン氏は、今回の判決が「胡氏を侮辱するもので、中国で人権問題を公に提起しようとするすべての活動家への警告だ」と非難。さらに「オリンピックに向けて人権問題の改善をうたった中国当局の約束を裏切る行為だ」と述べている。

 
 

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