UPDATE1: 27日のTSLF入札は750億ドル規模、担保をCMOやCMBSに拡大=NY連銀
[ニューヨーク 20日 ロイター] ニューヨーク連銀は20日、27日に入札が予定されている初回のプライマリーディーラー向け証券貸出制度(ターム証券貸出制度=TSLF)の規模を750億ドルに設定、受け入れ担保を拡大したと発表した。
担保として従来の政府系機関債、政府系機関発行の住宅ローン担保証券(RMBS)などに加え、新たに政府系機関発行の住宅ローン担保証券を裏付けとするモーゲージ担保証書(CMO)のほか、トリプルA格の商用不動産担保証券(CMBS)を受け入れることを明らかにした。
住宅ローン市場の落ち込みを受け、商用不動産担保証券も下落しており、国内の銀行はこれらの大幅な評価損計上を迫られる可能性がある。
しかし、銀行などは27日の入札で、格付けはトリプルA格であるものの相場が下落しているこれらの証券を担保にローリスクの米財務省証券を28日の期間で借り入れることができる。
三菱東京UFJ銀行のシニアエコノミスト、クリス・ラプキー氏は「FRBは市場混乱収拾のため、出来ることはすべてするように見える」と述べた。
来週の入札は、プライマリーディーラーらの資金繰りを支援するため、連邦準備理事会(FRB)が11日に発表した最大2000億ドル規模のTSLFの一環。
大方の投資銀行は商用不動産担保証券へのエクスポージャーが膨らんでおり、この投融資をヘッジするか原資産を売却しようとしている。
リーマン・ブラザーズLEH.Nが2月末時点にバランスシート上に保有している商用不動産資産は361億ドルで約3分の1が債券に組み込まれている。
TSLF入札は今回の対象担保拡大で、よりリスクがあり流動性もあまりない証券を含むいわゆるスケジュール2担保も受け入れることになる。
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