米国は湾岸アラブ諸国の為替政策変更を事実上容認=メリルリンチ
[ドバイ 25日 ロイター] メリルリンチは、米国は湾岸アラブ諸国に対し、インフレを問題と認識することでドルペッグの為替政策の変更を事実上容認しているとのリポートを発表した。
メリルは「湾岸アラブ諸国に対する青信号」と題するリポートで、アラブ首長国連邦(UAE)とカタールはおそらく今後数カ月以内に通貨バスケットに移行すると予想。両国通貨は年末までに5%上昇する見込みという。
一方、サウジアラビアの通貨政策変更は来年遅くまでない、との見方を示した。
メリルは米財務省が初めて湾岸協力会議(GCC)の通貨とインフレに言及した議会への報告書を引用し、米政府がドルの今後の見通しについて自信を強め、湾岸諸国の支援を必ずしも必要としなくなったと指摘。「GCC加盟国の為替政策の変更を事実上容認している」との見解を示した。
投資家は昨年9月以来、ドルペッグ廃止の思惑で一部のアラブ湾岸諸国の通貨を買い増している。
メリルは、通貨政策の変更には国内で政治的制約もあるが、最終的には市場の流れにより自国通貨の上昇を余儀なくされる国が出てくる、との見方を示した。
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