金融機関の破たん、今後も続く可能性=グリーンスパン前FRB議長

2008年 08月 5日 08:39 JST
 

 [ロンドン 4日 ロイター] グリーンスパン前米連邦準備理事会(FRB)議長は、英フィナンシャル・タイムズ紙(FT)に寄稿し、世界的な金融危機で今後も金融機関が破たん続き、政府による救済が必要になる可能性があるの見方を示した。

 グリーンスパン氏は、現在の金融危機を100年に1度か2度の出来事と表現。米住宅価格が安定し、モーゲージ証券市場が落ち着くまで、金融機関の破たんリスクは続くとの見方を示した。

 同氏は「破たんの懸念は、まだ完全に払しょくすることはできない」とし、「今後、複数の金融機関がデフォルトの瀬戸際で政府に救済される可能性がある」と述べた。

 金融機関の資本再編と投資家の不安解消には「世界の株価水準の維持」が必要だとし、「世界的な株安は、金融機関の資本再編の妨げとなる可能性がある。債券発行も、自己資本比率の低下につながるため、抑制されるだろう」と指摘した。

 「国際金融システムが信用収縮を脱し、わずかな安定を維持できるのか、もしくは、さらなる不安と混乱に時期に逆戻りするのかは、世界の株価次第だ」との認識も示した。

 市場の規制強化は、メリットよりも弊害が大きいとも主張。柔軟性の確保が重要だとの認識を示した。

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