ユーロ圏GDPこうみる:ECBは09年半ばに利下げへ=ウニクレディト
<ウニクレディトのオウレリオ・マッカリオ氏>
ユーロ圏経済が全面的なリセッション(景気後退)に入るのを食い止めている要因はほぼ出尽くした。景気先行指標がさらに悪化すれば、どこで景気が下げ止まるかが問題となる。最近の動向は明らかに、景気の弱さがテクニカルな調整以上のものとなっていることを示している。
特に、7月の購買担当者景気指数(PMI)の落ち込みは懸念すべき要因だ。製造業、サービス部門ともPMIは急激な下降トレンドをたどっており、現在は50を大きく割り込んでいる。これは、景気の悪化がますます広い分野に拡大していることを示している。
成長が急激に鈍化し、インフレ期待がピークから下げているため、当面は欧州中央銀行(ECB)が利上げを実施するリスクはなくなった。年内に利上げされる可能性はまずなくなったが、金融政策スタンスが緩和されるのも時間がかかり、来年上半期より早まることはないだろう。
そのため、しばらくは金利が現行水準で据え置かれる見込みで、2009年半ばにはインフレ率が2%に向けて低下するのに伴い、利下げが始まるだろう。
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