〔FEDフォーカス〕引き際が難しいFRBの緊急対策、出口戦略が必要

2009年 01月 8日 14:17 JST
 

 [ニューヨーク 7日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)が現在実施している緊急景気支援策を終わらせようとするとき、正しいタイミングを選ぶという困難でデリケートな課題が待ち受けている。

 長く待ち過ぎればハイパーインフレや新たな資産バブル発生のリスクを冒すことになり、早く動き過ぎれば景気回復の芽を摘む恐れがある。

 悲惨な景気見通しやデフレの脅威にもかかわらず、過去に例を見なかったFRBの政策に対して、明確で信頼できる出口戦略の必要性を警告する声がこのところ増えている。

 大恐慌以来最悪の金融危機から米経済を守るため、FRBは主要なクレジット市場に流動性を供給し、ここ数カ月でFRBのバランスシートは倍増した。

 デルタ・グローバル・アドバイザーズの上級ストラテジスト、マイケル・ペント氏は「すべての道はインフレに通じており、FRBが政策を反転し始めたら、経済は非常に不安定な状態に置かれるだろう。大きな痛みを伴わずに出口を迎えられるというのは、認識の甘い未熟な考えだ」と指摘した。

 FRBはこれまでのところ、クレジット市場と経済に対する緊急対策の終わらせ方について詳しく説明していないが、この問題が政策担当者の念頭にあるのは明らかだ。

 ニューヨーク連銀スタッフのティル・シュールマン氏は、コロンビア・ビジネス・スクール(CBS)で最近行われた金融危機に関するシンポジウムで「FRBは出口戦略についてどのように考えるべきか」と学識者らに問いかけた。  続く...

 
 

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