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アジア通貨動向(31日)=総じて上昇、年明けには下落基調再開の見通し
2008年12月31日 / 08:28 / 9年前

アジア通貨動向(31日)=総じて上昇、年明けには下落基調再開の見通し

 [シンガポール 31日 ロイター] 31日のアジア通貨は対ドルで総じて上昇した。年末ということで見切売りがいったん矛を収めた格好だ。ただアジア通貨の多くは今年、過去約10年で最悪のパフォーマンスを記録、投資家は来年になれば下落基調が再開すると予想している。

 ノンデリバラブル・フォワードの水準は、ロイターがカバーしているアジア9通貨の大半が今後3カ月間に弱含むと見込まれていることを示している。

 米国の住宅ローンの焦げ付きや銀行の破たんを発端とした世界的な金融危機を背景に、投資家が資金を安全な資産へと逃避させる中、今年のアジア通貨は株・債券市場からの資本流出に打撃を受けてきた。

 その結果、アジアの中央銀行は輸出支援のため通貨安を促すというここ10年の政策を転換し、ドル売りに動いた。

 しかしアナリストは、主要先進国がリセッション(景気後退)に直面する中、アジアの中銀が来年は市場に距離を置き、通貨安による輸出支援を静観すると予想している。

 中銀のドル売りは、外貨準備を減らしただけで、影響は比較的軽微だった。

 今年のマレーシアリンギ、インドルピー、韓国ウォンの3通貨のパフォーマンスはアジア危機以来最悪で、インドネシアルピアは2001年以来、フィリピンペソは2000年以来最大の下げを演じた。

 フォーキャスト(シンガポール)のエコノミスト、Vishnu Varathan氏は「来年上半期にアジア通貨は一段と下落するだろう。レバレッジ解消の第2波を予想している」と語った。

 アジアの成長見通しが意味ある回復を見せるまである程度の時間がかかることを考慮すれば、アジア通貨の上昇再開はもたつく可能性があるという。

 

 31日は韓国、インドネシア、タイ、フィリピンの通貨市場が休場で、取引された通貨はドルに対して上伸した。

 台湾ドルTWD=TPは約0.4%高の32.736台湾ドルと12月22日以来の高値。マレーシアリンギMYR=は1週間ぶり高値の3.465リンギをつけた。リンギは12月にドルに対して約4%上昇した。

 韓国ウォンKRW=は12月に16.6%上伸したものの、年初来の下落率は25%に達した。

 アジア通貨の中では中国人民元CNY=CFXSのパフォーマンスが最も良く、年初来では7%上昇した。

 

 *0652GMT(日本時間午後3時52分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は次の通り。

 

 シンガポールドル    1.4376

 台湾ドル       32.802

 韓国ウォン     1254.40

 インドルピー     48.47

 マレーシアリンギ   3.4650

 人民元        6.8262

 

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