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UPDATE2: ECBが50bp利下げし過去最低水準の1.5%、追加緩和に含み残す
2009年3月5日 / 13:01 / 9年前

UPDATE2: ECBが50bp利下げし過去最低水準の1.5%、追加緩和に含み残す

 [フランクフルト 5日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)は5日、主要政策金利を50ベーシスポイント(bp)引き下げ1.50%とした。

 利下げは昨年10月以降5度目で、政策金利は最低水準となった。

 トリシェECB総裁は理事会後の会見で、追加利下げの可能性を排除しないと述べた。

 ロイターが実施した調査では、78人のエコノミストのうち全員が利下げを予想し、大半の76人は50bpの利下げを予想していた。

 ECBはまた、上限金利(限界貸出金利)と下限金利(中銀預金金利)についても50bp引き下げ、それぞれ2.50%、0.50%にすると発表した。

 トリシェ総裁は、追加利下げの可能性を排除できないとしたが、その時期や幅については明言を避けた。他の主要中銀に追随し債券買い入れに着手する可能性についてもコメントしなかった。

 金利は底を打ったかとの質問に対し総裁は「これが到達し得る最も低いポイントかわれわれは事前に判断しなかった。今後の決定は、理事会での協議を通じて検討される事実・数値・判断に左右される」と述べた。

 総裁は、この日の決定は「理事会の総意(コンセンサス)によるもの」とし、利下げ幅をめぐり意見が割れたことを示唆した。

 インフレについては「全般的に大幅に低下しており、2009年と10年にかけて2%を大きく下回る状態が続くと現時点で予想される」とした。

 ウニクレディトのアウレリオ・マッカリオ氏は「総裁会見は極めてハト派的なトーンで驚いた。少なくとも文言や数字の上では、ECBは危機の深刻さをいまや完全に認識している」とした。

 <追加の非標準的措置はまだ>

 ECBによる債券買い取りに関する質問に対し総裁は、依然検討中とし、新たな情報にはほとんど言及しなかった。「われわれは新たな非標準的措置を協議し検討しているとだけ言っておく」とし、いかなる選択肢も排除しないと述べた。ECBは市場に大量の流動性を供給しており、すでに非標準的モードに入っていると強調した。

 総裁は、現在0.5%となっている預金金利は「非常に低い」と繰り返し指摘した。

 <スタッフ予想>

 ECBスタッフ予想は、2009年のユーロ圏16カ国の域内総生産(GDP)見通しをマイナス2.2─マイナス3.2%とした。中間値はマイナス2.7%。昨年12月時点ではマイナス1─ゼロ%だった。

 10年はマイナス0.7─プラス0.7%、中間値はゼロ%。前回はプラス0.5─1.5%。

 トリシェ総裁は現在の物価下落は「経済活動の厳しい落ち込みを反映している」とした。

 最近の経済指標は「09年は世界・域内ともに需要が低迷する公算が大きいとの見方のさらなる裏づけ」だとし、「10年を通じて緩やかに回復すると見込まれる」と述べた。 コメルツ銀行のチーフエコノミスト、イェルク・クレーマー氏は「ECBはGDPとインフレ見通しを大幅に下方修正した。これによりECBが政策金利を1.0%に引き下げる可能性が非常に高くなった」と述べた。

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