〔焦点〕米官民共同ファンド、民間運用会社は収益に期待

2009年 07月 13日 17:23 JST
 

 [ニューヨーク 10日 ロイター] 米金融機関から不良資産を買い取る「官民共同ファンド」に参加する民間運用会社の間では、銀行の破たん増加や不良資産の買い手不在で、安値での資産買い取りが期待できるとの声が出ている。

 同ファンドをめぐっては、金融機関が安値での不良資産売却に消極的で、官民共同ファンドへの資産売却は進まないとの見方が根強い。

 ただ、同ファンドへの参加が決まった民間運用会社は、景気後退や不動産価格の下落を背景に、今後安値での不良資産売却が相次ぐとの見方を示している。

 官民共同ファンドに参加するインベスコ傘下の不動産投資信託(REIT)、インベスコ・モーゲージ・キャピタルのドナルド・ラモン最高財務責任者(CFO)は「金融機関はさまざまな資産を保有しており、さまざまな資産を売却せざるを得ないだろう」と指摘した。

 同ファンドに参加する民間運用会社は、民間から各5億ドルを調達し、公的資金と合わせて金融機関から住宅ローン担保証券(MBS)や商業用不動産ローン担保証券(CMBS)などの不良資産を買い取る。

 MBSやCMBSは、官民共同ファンドの導入やターム物資産担保証券ローンファシリティー(TALF)拡大への期待で、すでに価格が上昇している。

 ただ、同ファンドに参加する民間運用会社が、民間から十分な資金を調達できるか、同ファンドの投資だけでMBS、CMBS市場を支えられるかといった問題が残っている。  続く...

 
 

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