WRAPUP1: 6月中国マネーサプライM2伸び率が急伸、外貨準備も急増

2009年 07月 15日 11:36 JST
 

 [北京 15日 ロイター] 中国人民銀行(中央銀行)が15日に発表した統計によると、景気浮揚のために銀行が新規融資拡大させていることを背景に6月のマネーサプライM2の伸び率が急伸した。また外貨準備高も4─6月期に急増。政府の景気浮揚策への期待から中国に資金が還流していることが裏付けられた。

 6月のマネーサプライM2伸び率は前年同月比28.5%と、5月の25.7%から加速。6月の人民元建て新規貸し出しは1兆5300億元で、前月の6645億元から増加した。

 また、6月末時点の外貨準備高は2兆1300億ドルとなり、第2・四半期に1779億ドル増加した。各月の増加額は、4月が551億4000万ドル、5月が806億ドル、6月が421億ドル。5月の増加額は単月として過去最高だった。四半期ごとの増加額は、2009年第1・四半期が77億ドル、08年第4・四半期が404億ドル。

 

 6月末時点の外貨準備高は、中国の第2・四半期の貿易黒字と海外から直接投資の合計を大幅に上回る規模で、2兆ドルを超える外貨準備を保有するのは中国のみ。セントラル・チャイナ・セキュリティーズ(上海)のアナリスト、He Weijiang氏は「中国では経済が回復し、不動産市場が活況を呈していることから、資金が勢いよく流れ込んでいる」と述べた。

 世界銀行の推計によると、1─3月期には中国から1090億ドルの資金が流出。世界的な信用危機の影響で銀行が融資の回収に動き、外国企業が中国での利益を本国に還流させたため、中国から資金が流出した。

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