米債券ディーラーのMBS再証券化、第2四半期は前期比3倍超=関係筋

2009年 07月 2日 12:54 JST
 

 [ニューヨーク 1日 ロイター] 米国に拠点を置く大手債券ディーラーが第2・四半期に手掛けた住宅ローン担保証券(MBS)の再証券化が金額ベースで前期比3倍超となった。MBSの再証券化は、ポートフォリオのパフォーマンスを押し上げる手段として信頼を得ている。

 あるプライマリー・ディーラーによると、クレディ・スイス(CSGN.VX: 株価, 企業情報, レポート)やJPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)、ジェフリーズ(JEF.N: 株価, 企業情報, レポート)を中心に債券ディーラーは第2・四半期、約200億ドルのMBSを再証券化した。第1・四半期は59億ドルだった。

 銀行や保険会社、その他の投資家は、損失や信用格付けの引き下げによって評価損の計上や低迷する市場での投げ売りを余儀なくされる可能性があるため、こうした事態からポートフォリオを保護するための方法を探ってきた。債券ディーラーはこれを受けて事業を拡大した。

 ディーラーはさらに、ヘッジファンドやその他の顧客のリスク志向が高まるなか、再証券化商品を販売する環境が整いつつあるとみている。

 再証券化商品は、安価な既存証券を分解し、仕立て直して組成される。損失からの保護を高めた部分がある一方、許容リスクと潜在リターンを高めた部分も存在する。

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