アジア地域の経済成長、欧州の景気後退が圧迫要因に=ADB

2009年 07月 3日 13:28 JST
 

 [マニラ 2日 ロイター] アジア開発銀行(ADB)のチーフエコノミスト李鐘和(イ・ジョンファ)氏は2日、アジア地域の経済成長率について、今年は欧州の景気後退(リセッション)が圧迫要因となっているが、現時点では平均3.4%の予想を据え置いていると述べた。

 李氏は、3月にADBが2009年経済見通しを発表して以来、アジア情勢は変化しているかとの質問に「少なくとも09年に関しては、欧州経済の影響で若干悪化している」とし、3月には欧州経済が平均2.6%のマイナス成長になるとの前提で予測を立てたが、現在のコンセンサスは4.0─5.0%のマイナス成長となっていると説明した。

 米国経済については、3.0%のマイナス成長予想に変更はないという。

 ただ李氏は、09年のアジア経済の予想を変更するとしても、9月の見直し以降になると述べた。また、2010年の見通しはこれまでより明るいとしている。

 李氏は「いまはリセッションから景気回復への過渡期にある。世界市場が非常に不透明なため、回復は緩慢になるとわれわれは考えている。アジア経済は依然として世界経済に依存している」と述べた。

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