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アジア経済、保護主義の高まりでリスクに直面=IMF
2017年5月9日 / 04:37 / 4ヶ月前

アジア経済、保護主義の高まりでリスクに直面=IMF

[シンガポール 9日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は9日公表のアジア太平洋地域の経済見通しで、世界金融状況の急な引き締めや保護主義的な貿易政策の拡大により、域内経済は「大きな」不確実性と成長の下振れリスクに直面していると指摘した。

IMFは、域内の大半で実施されている緩和的な金融・財政政策が内需を下支えすると指摘。その上で「短期的な見通しは、大きな不確実性により不透明となっている」とし、リスクは引き続き下方に向かっているとの見解を示した。

また「主要貿易相手国が保護主義にシフトする可能性も、大幅なリスクとなる」と指摘。「アジア地域は貿易の開放性が高く、世界のサプライチェーンへの関与が深いことから、世界貿易の減少の影響を特に受けやすい」とした。

為替レートのフレキシビリティーは引き続き、世界金融市場の急な引き締めや保護主義へのシフトに対する「主な緩衝材」となると指摘。

一方、「賢明な」為替介入は、市場の混乱や為替レートの変動が金融または企業の安定性を脅かすような特定の状況で行われる可能性もあるとの見解を示した。ただ、ファンダメンタルズの変化を反映する変動を抑える目的や、マクロ経済政策調整の代替手段として行われるべきではないと説明した。

IMFは4月、2017年のアジア太平洋地域の成長見通しを5.5%と、昨年10月に示した5.4%から上方修正した。18年の見通しは5.4%に据え置いた。16年の域内成長率は5.3%だった。

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