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日銀の新枠組み、詳細なガイダンス必要=IMF・エフェラールト氏
2016年9月26日 / 09:06 / 1年前

日銀の新枠組み、詳細なガイダンス必要=IMF・エフェラールト氏

 9月26日、IMFはアベノミクスの評価について都内でセミナーを開催し、アジア太平洋局アシスタントディレクターのリュック・エフェラールト氏は、アベノミクスの実績は十分ではなく、再充填が必要だと指摘した。IMFのロゴ、都内で2012年撮影(2016年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 26日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は26日、アベノミクスの評価について都内でセミナーを開催した。アジア太平洋局アシスタントディレクターのリュック・エフェラールト氏は、アベノミクスの実績は十分ではないとし、再充填が必要だと指摘した。

アベノミクスの実績が出ていない要因としては、賃上げを阻害する構造障害が残っていること、金融政策が効果を発揮していないこと、財政再建に不確実性が強まっていることを挙げた。

その上で金融政策については、これまで貸し出しが伸びていないことや金融緩和が実施されても円相場がさほど反応していないことから、うまく効果が発揮できなかったと指摘。日銀が21日に示した新たな枠組みは「支持する」として、積極的に取り組むことを求めた上で、「インフレ期待が低下していることを逆転させる必要がある。ガイダンスをより明確にして、市場とのコミュニケーションを強めるべき」と述べた。

具体的には、物価目標2%のオーバーシュート後も緩和をしばらく継続するなら、どの程度のオーバーシュートを認めるのか、あるいは外部的なショックが生じた場合には短期、長期のいずれの金利を操作するのか、代替的な政策手段はあるのか、など詳細を示すことも検討すべきだとした。

日本の構造障害としては、賃金上昇が実現しない点を挙げ、非正規比率が高い点など労働市場の改革が重要だとしたほか、所得政策による労働供給の増加が必要だとした。具体的には、3%の賃上げターゲットや同一労働同一賃金を目指すことなどを挙げた。

中川泉 編集:橋本俊樹

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