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インタビュー:日銀緩和、来春に先送りか=篠原・前IMF副専務理事
2015年11月4日 / 09:53 / 2年前

インタビュー:日銀緩和、来春に先送りか=篠原・前IMF副専務理事

 11月4日、篠原尚之・前国際通貨基金(IMF)副専務理事(写真)は、ロイターの取材に対し、日銀が10月30日に物価目標達成時期を後ずれさせたにもかかわらず、追加の金融緩和を見送ったことについて、期待に働きかけるというチャネルがほとんどなくなってしまったと語った。2013年11月撮影(2015年 ロイター/Dinuka Liyanawatte)

[東京 4日 ロイター] - 篠原尚之・前国際通貨基金(IMF)副専務理事(現・東京大学政策ビジョン研究センター教授)は4日、ロイターの取材に対し、日銀が10月30日に物価目標達成時期を後ずれさせたにもかかわらず、追加の金融緩和を見送ったことについて、期待に働きかけるというチャネルがほとんどなくなってしまったと語った。

また、来年の参院選をにらみ、日銀は追加緩和を来春まで先送りする可能性があるとの認識を示した。

篠原氏は、日銀が2%の物価安定目標の達成に向けて大規模な金融緩和を続けているにもかかわらず、「円安による輸入物価以外、ほとんど上がってない」と指摘した。

日銀は同日に公表した「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」で、物価2%の到達時期を従来の「2016年度前半ころ」から「2016年度後半ころ」に先送りした。

篠原氏は、日銀が目標達成時期を後ずれさせたことで「日銀が当初もくろんでいた期待に影響を与えるという(QQEの政策チャネルが)今ほとんどなくなってしまった」とし、日銀は、コミュニケーション戦略の立て直しか、「一か八かの追加緩和」に迫られるとの見通しを示した。

もっとも、追加緩和については、多くの選択肢が残されていない中で「ちょっと遅らせたい感じはする」と述べ、来夏の参院選も踏まえれば「(日銀は)来年の春くらいまで(追加緩和というオプションを)取っておきたいのではないか」との見方を示した。

木原麗花

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