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緩和縮小あり得ない=岩田日銀副総裁
2016年8月4日 / 06:51 / 1年前

緩和縮小あり得ない=岩田日銀副総裁

[横浜市 4日 ロイター] - 日銀の岩田規久男副総裁は4日午後、横浜市内で記者会見し、9月に予定している従来の金融政策の検証について「適切な政策をしてこなかった、と(総括)の検証にならないことを願っている」と述べた。検証の結果として「どのような政策を良いと判断するか、事前には言えない」としつつも、「緩和程度を縮小することはあり得ない」と強調した。

 8月4日、日銀の岩田規久男副総裁は4日午後、横浜市内で記者会見し、9月に予定している従来の金融政策の検証について「適切な政策をしてこなかった、と(総括)の検証にならないことを願っている」と述べた。2013年6月都内日銀本部で撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)

<「マイナス金利深堀りしない、とは言えない」>

7月29日の金融政策決定会合で日銀は公表文で、9月会合で従来の政策を「総括的に検証」するとの方針を示した。市場では、日銀が現行の巨額国債買い入れが数年で行き詰まる可能性を見据え、月々の買い入れを減らす緩和縮小に傾くのではないかとの憶測が広がり、金利急騰・債券暴落を招いた経緯がある。

岩田副総裁は「量(国債)や質(ETF・社債など)を減らす金融引き締めは考えられない」と強調し、市場の憶測をけん制した。

検証では、2013年に黒田日銀が現行の「量的・質的緩和(QQE)」を開始して3年が経過したが、当初は2年で目指していた2%の物価目標達成が実現していない理由・阻害要因を分析。岩田副総裁によると「マイナス金利と(国債の)大量買入れの組み合わせの効果の研究」、「2014年の消費増税後の、2度にわたる追加緩和の効果の検証」などを行う。

その上で「マイナス金利の深堀りがいいのか、量と質の増額がよいのか」など、「量・質・金利のどのような組み合わせが良いか検証」するという。岩田副総裁は、現時点では「マイナス金利の深堀りはしないなど、検証前には言えない」とした。

<2年で目標達成との所信は変えず>

2%物価目標を「2年で達成」とする当初のスローガンは形骸化しているが、岩田副総裁は「所信を変えることはない」と強調した。

マイナス金利の副作用を見直すのか、との質問に対しては「今までの政策の方向性は間違っていない」とし、「デリケートな政策調整のあり方を検証し、気配りしていきたい」と述べた。

*カテゴリーを追加しました。

竹本能文

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