Reuters logo
来週のドル/円は振られやすい、ビッグイベントが目白押し
2017年6月2日 / 06:57 / 5ヶ月前

来週のドル/円は振られやすい、ビッグイベントが目白押し

[東京 2日 ロイター] - 来週の外為市場でドル/円は、ビッグイベントが集中する週後半にかけて、思惑から相場が振られやすいと見られている。週前半は米雇用統計を消化し、その後は日本時間の8日─9日に予定される英総選挙や米連邦捜査局(FBI)前長官の公聴会、欧州中央銀行(ECB)理事会を待つ流れになりそうだ。

 6月2日、来週の外為市場でドル/円は、ビッグイベントが集中する週後半にかけて、思惑から相場が振られやすいと見られている。週前半は米雇用統計を消化し、その後は日本時間の8日─9日に予定される英総選挙や米連邦捜査局(FBI)前長官の公聴会、欧州中央銀行(ECB)理事会を待つ流れになりそうだ。写真は2010年10月撮影(2017年 ロイター/Truth Leem)

予想レンジはドル/円が109.00―113.00円、ユーロ/ドルが1.1050―1.1350ドル。

コミーFBI前長官の公聴会は、米大統領選でのトランプ陣営とロシアの癒着疑惑に関連して、トランプ米大統領から捜査打ち切りの圧力を受けたかどうかの証言があるかに注目が集まる。米政権が揺らぐとの思惑が高まればドル/円は下押し圧力がかかりやすい。

英総選挙では、世論調査などを受けて与党の保守党の勝利が見込まれているが、野党の労働党による追い上げも伝わっている。与党が予想外に敗北となれば、リスク回避の円買いとポンド/円の売りの影響で、やはりドル/円は下落が見込まれる。

トウキョウフォレックス上田ハーローの営業推進室室長代理、阪井勇蔵氏は、ドル/円は110円台では底堅いと見るものの「可能性は低いだろうが、これらイベントでネガティブ材料が重なるなら110円を割り込んで年初来安値方向に向かい得る」と、指摘する。

一方、ECB理事会は、フォワードガイダンスの変更などで、緩和政策の出口への思惑が高まるとの見方が出ている。実際にそうなればユーロ買いが強まると見られる一方、思惑が外れれば、事前に買われただけに売り戻しが強まるとみられる。ECB要因ではユーロ/ドルとユーロ/円は同じ方向の動きが見込まれ、ドル/円への影響は限られそうだ。

今週末には、米雇用統計がある。市場では6月の利上げで当面、打ち止めとの見方が主流になりつつあり、ドル/円の上値を抑えている。外為どっとコム総研の調査部長、神田卓也氏は、FOMCでバランスシート縮小や先行きの利上げ軌道が確認されないと、本格的な反発は見込めないと見る。「雇用統計が強ければ112円台への上昇はあっても、単月の数字だけでさらに基調が強まるとは考えにくい」(神田氏)という。

経済指標は、米国で耐久財受注、製造業受注とISM非製造業景況指数(5日)、日本で1─3月実質GDP2次速報(8日)、ユーロ圏の小売売上高(6日)、中国で貿易収支(8日)、消費者物価指数(9日)などが予定される。

為替マーケットチーム

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below