環境特集:ゴミの山からエネルギー、欧米で進むメタンガスの活用
[東京 10日 ロイター] ロサンゼルス郊外で、小型トラックほどの大きさの機械が、何トンにも上る廃棄食品や紙タオルなど家庭から排出されるゴミの山と格闘している。廃棄物処理大手のウェイスト・マネジメントWMI.Nが運営するこの埋立地は、単なるゴミの山ではない。
ゴミの山の奥深くまで埋め込まれたパイプを通じて腐ったゴミから出るガスが取り出され、それが電力として工場に送られる。
ゴミの山に巨大な圧縮機がなければ、見た目には普通の丘陵地と何ら変わりがない。臭いさえ全くしない。しかし、そこから出るエネルギーはカリフォルニア南部の2500戸の家庭に電力を供給している。
世界では毎年16億トン、1人当たりにすれば250キロのゴミが捨てられるが、それはクリーン・エネルギー源として注目を集めている。
気候変動に対する懸念が急速に高まり、原油やガスなど化石燃料のコストが過去最高水準に高騰する中、メタンガスを活用する技術に投資する企業が増えている。
ゴミの埋立地はメタンガスの最大の産出源の1つとなっている。メタンガスが発電のために収集・燃焼されれば、それによって排出される二酸化炭素は環境にとって負担が少ないとされている。
米国では、ウェイスト・マネジメントなど廃棄物処理企業が埋め立て地でガスをエネルギーに転換するプロジェクトを急速に拡大している。ゴミをエタノール、ガス、電気に転換する最新技術を開発するベンチャー企業もある。
<CO2の25倍の温室効果> 続く...












