環境特集:最も手軽なエコ対策、電球型蛍光灯へ切り替え加速

2008年 07月 17日 13:08 JST
 

 [東京 17日 ロイター] 温暖化対策には取り組みたい。太陽光発電やハイブリッドカーは魅力的だが、200万円以上の出費を考えると二の足を踏んでしまう─。そんな方に勧めたいのが白熱電球を電球型蛍光灯に切り替えることだ。

 消費電力量は5分の1なのに、寿命は12─13倍。日本全国の約4950万世帯が1個の白熱電球を電球型蛍光灯に替えるだけで年間180万トン強の二酸化炭素(CO2)削減が見込める。国内の電球市場を二分する松下電器産業(6752.T: 株価, ニュース, レポート)と東芝(6502.T: 株価, ニュース, レポート)は、電球型蛍光灯への切り替えを加速している。 

 <寿命は10数倍、高齢者にも優しく> 

 松下が電球型蛍光灯を初めて商品化したのは1980年。白熱電球の2倍の大きさで、明るさは一般電球の40%くらいだった。手に持つとずっしりと重い。指でつまんで運べる白熱電球とは全く違う質感だった。松下電器・照明社商品企画チームの菱幸博チームリーダーは電球型蛍光灯への取り組みについて「大きく、重たく、暗いものだったが、限りなく電球の近い商品にという思いで28年間やってきた」と話す。

 90年には一般の電球と同じ明るさを実現し、93年には電球の根元にある口金の電子回路化を進めて大幅な軽量化を図った。2004年には発光管をらせん状に加工する技術を取り入れた。蛍光管は長くなるほど省エネルギーが可能となるため、一層効率が向上。同社照明社商品企画チームの杉本浩・参事は「技術的なブレークスルーを実現した」と強調する。

 その後も商品性の改善を進め、7月1日に発売した新商品「パルックボールプレミアQ(クイック)」では寿命を約1万3000時間に延ばした。白熱電球の寿命は約1000時間で、電球が切れて交換を行うひん度が大幅に少なくなる。「お年寄りには電球の交換する作業が負担になる。高齢化社会ではこの特徴を訴えることができる」(杉本参事)としている。

 東京の下町、門前仲町で松下製品を扱う電器店、東陽電気門仲店の完倉健治店長は「普通の電球を買いに来たお客さんに勧めると半分くらいはパルックボール(電球型蛍光灯)を選んでいく」と話す。 

 <2012年には白熱電球廃止に>   続く...

 
 
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