〔決算みどころ〕大手行の08年3月期、サブプライム関連と消費者金融問題がリスク要因に
[東京 13日 ロイター] 大手銀行グループの2008年3月期業績を下押しする要因が、ここにきて急浮上している。米サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン )問題を発端にした世界的なクレジット市場の混乱で、CDO(債務担保証券)や関連証券の損失が拡大しており、今後、米住宅市況がさらに悪化した場合、一段と損失が拡大して収益を圧迫することが予想されている。また、リテール業務拡大策の柱として注力してきた消費者金融事業は規制強化を背景に窮地に陥っており、一部大手銀グループでは、9月中間期に損失が発生。一時的な損失で終わるのかどうかに注目が集まりそうだ。
<米欧金融機関で拡大するサブプライム関連損失、邦銀グループへ影響拡大も>
大手金融グループがこれまでに明らかにしているサブプライム関連の損失は、公表ベースでは限定的だ。みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)は8月、銀行部門で運用しているサブプライム関連の証券化商品への投資は、6月末時点で約500億円あったものの、7月までに大部分を売却し、損失は約6億円にとどまっていると公表。しかし、傘下のみずほ証券は9月中間決算発表で、証券化商品の評価損260億円を計上すると発表し「さらに損失が拡大しても違和感はない」(外資系銀行アナリスト)という懸念も出ている。
三菱UFJフィナンシャルグループ(8306.T: 株価, ニュース, レポート)は、サブプライム関連で9月中間期に約50億円の損失を計上する。サブプライム関連する有価証券投資は2600億円あり、評価損は200億円。
三井住友フィナンシャルグループのサブプライム関連損失は9月中間期で320億円。関連エクスポージャーは9月末で950億円とした。













