UPDATE3: ソニー<6758.T>の08年4―6月は営業減益、原価率悪化や持ち分法利益が減少

2008年 07月 29日 20:00 JST
 

 [東京 29日 ロイター] ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)は29日、2008年4―6月の営業利益(米国会計基準)が前年同期比39.5%減の734億円になったと発表した。デジカメやビデオカメラなど価格競争の激化による原価率の悪化や、持ち分法投資利益の減少などが利益を圧迫した。営業利益の通期予想に対する進ちょく率は15.6%。

 

 主力のエレクトロニクス分野の営業利益は、前年同期比57%減の444億円だった。液晶テレビが販売増とともに損失幅を180億円改善させ190億円の赤字としたが、デジカメやPCなどの価格競争激化で原価率が悪化したことが前年同期に対し営業利益を420億円押し下げた。営業利益に含めて表示する持ち分法投資利益も166億円減少した。携帯電話のソニー・エリクソンが、中・上位機種の欧州における市場成長の鈍化や研究開発費の増加などで利益を減らし、ソニーの持ち分が6億円と前年同期比97%減少した影響があった。

 エレクトロニクスの地域別の売上高は、日米がともに前年同期比3%減、欧州が横ばいと振るわなかったが、その他の地域が同12%増と拡大した。会見した同社の大根田伸行CFO(最高財務責任者)は、中国市場で四川大地震の影響などによる消費の冷え込みがあり、北京五輪を控えたテレビの需要は想定を下回っていると説明。欧州もテレビ以外はマイナス成長になりそうな国があるとし「結構厳しい状態にあるといえる」(大根田CFO)との見通しを述べた。

 ゲーム分野は、携帯型ゲーム機「PSP」が前年同期比75%増の372万台、家庭用ゲーム機「PS3」が同123%増の156万台と大幅に販売が拡大した。とりわけPS3は、ソフトの販売数も同385%増の2280万本と増えた。部門全体では、営業損益が前年同期の292億円の赤字から54億円の黒字へと転換した。

 映画分野は、前年同期に「スパイダーマン3」がヒットした反動で劇場興行収入が減少。広告宣伝費の増加もあって83億円の営業赤字に転落した。金融分野も、ソニー生命の減益が響き、営業利益は前年同期比20.3%減の276億円となった。

 同社の原直史コーポレート・ エグゼクティブSVPは記者団に対し、4―6月期について、商品の端境期に当たるとして当初から減益を予想していたとし、実績は「当初見込みを上回った」と述べた。

  続く...

 
 
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