一進一退、円高一服なら景気回復期待で上値試す展開も=来週の東京株式市場
[東京 22日 ロイター] 来週の東京株式市場は、為替市場の動向と日米の経済指標をにらみつつ、一進一退の展開となりそうだ。ドル/円相場はすでに輸出企業の採算ラインを割り込んでいる。為替次第では日経平均の上値も抑えられるが、円高一服なら先行きの国内景気回復への期待から上値を試す展開が予想される。一方で米国の景況感が揺らぎつつある。発表ラッシュとなる米住宅関連指標からも目が離せない。
日経平均株価の予想レンジは9000─9500円。
市場関係者は円高進展への警戒感を高めている。輸出企業の多くが2010年3月期業績予想の前提となるドル/円の想定レートを95円に設定しているため、これ以上の円高は収益圧迫要因になるからだ。市場のコンセンサスとなっている今下期からの業績回復シナリオを狂わせかねない。「ドルがこのまま暴落し90円を割り込むというシナリオも想定しにくいが、輸出株の上値を抑える要因になる」(大手証券)とみられている。
焦点となっている米自動車大手GMGM.Nの再建問題は、いよいよ大詰めを迎える。6月1日の期限に向け、米政府作業部会とGMや利権者との交渉が行われているが、東京株式市場への影響は限定的となりそうだ。22日の場中に米ワシントン・ポスト(WP)紙が、複数の関係筋の話として、財務省がGMの破産法適用申請に向けて準備を進めているる、と報じたことが明らかになったが、市場は特段の反応を示さなかった。「クライスラーと比べて規模が大きく、高をくくるわけには行かないが、仮に法的整理となっても市場は織り込み済みであり、イベントリスク通過と受け取るだろう」(大和証券投資情報部長の多田羅信氏)との見方が出ている。
米国の景況感を占う上では、むしろ住宅関連指標の方が注目度は高い。26日に3月のS&P・ケースシラー住宅価格指数、27日に4月の中古住宅販売、28日に4月の新築住宅販売が発表される。「根源的な問題である米住宅バブルの崩壊が止まるのか見極めたい。海外経済指標の結果を受けた為替市場の動向も注目される」(外資系証券)という。 続く...












