米金融・債券市場展望=各種指標、クレジット市場動向に注目

2007年 11月 27日 08:56 JST
 

 [ニューヨーク 26日 ロイター] 27日の米国債市場では、投資家は引き続き住宅や製造業、消費者信頼感の指標に注目する見通し。ただ、投資家の主たる関心はクレジット市場の動向にあり、信用逼迫(ひっぱく)の新たな兆候が浮上する事態にも備えるという。

 26日の米国債相場は、年末商戦初めの小売売上高が力強いとの報道を受けた株高を要因として下落。しかし、その後、金融セクターで不安材料が浮上したことから、大幅上昇に転じた。

 こうした値動きの荒い展開を受け、投資家らは引き続き、予想外に強い内容の経済指標が発表された場合に備えて、あるいは米連邦準備理事会(FRB)当局者らの講演でタカ派的な発言が飛び出した場合に備えて、国債相場の大幅下落を警戒する可能性がある。

 BNPパリバの米国債取引マネジング・ディレクター、リック・クリングマン氏は「消費者信頼感(指数)が91であれ、89であれ、92であれ、大したことではないと思う。現時点では実体経済の指標よりも、リスク投資へのエクスポージャーがどんな状態であるかの方が重要だ」と語った。

 27日午前9時(1400GMT)に発表される米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)/ケース・シラー住宅価格指数は、住宅市場動向の低迷を示す新たな指標となると見られている。また午前10時(1500GMT)に発表される消費者信頼感指数は、年末商戦が本格的に始まる中、小売り業界の状況を探る手掛かりとなる見通しだ。

 また、米シカゴ連銀が発表する製造業指数は、ドル安がどの程度、住宅市場の減退に伴う製造業分野や経済全般への悪影響を和らげているかを指し示す材料になる見込みだ。  続く...

 
 

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