米金融・債券市場展望=経済指標やFOMCに注目
[ニューヨーク 24日 ロイター] 27日から始まる週のの米国債市場では、第1・四半期の米実質GDP(国内総生産)速報値(29日)や4月の米供給管理協会(ISM)製造業景気指数(5月1日)などの経済指標に関心が集まっている。ただ、米連邦準備理事会(FRB)による中長期債の大規模な買い入れの動きには逆らえないとの見方も広がりつつある。
24日には米株価が急上昇したにもかかわらず、10年物債利回りは3%台を維持できなかった。ディーラーはこの背後に、国債購入を通じて低金利の維持を目指すFRBの存在があるとみている。
IDEAグローバルの上級債券ストラテジスト、ジョシュ・スタイルズ氏は「FRBの決意を試すことができる。(28―29の両日に)連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれる」と指摘。「さらなる買い入れによって、この決意をどれほど後押しするのだろうか」と語った。
今回のFOMCも金利設定ではなく、金融危機の封じ込めが中心議題になる見込み。最近はFRB高官から楽観的な発言が相次いでおり、市場はこうした認識がどの程度、声明に盛り込まれるかを見極めようとしている。
声明の内容が明るいものになれば、1カ月にわたる債券相場の下落局面はさらに続く可能性が高い。FRBの国債購入方針の発表に伴う利回りの低下は、債券の下落によってほぼ相殺されている。
一方、GDPやISMなどの指標が、FRB高官の楽観的な見方を帳消しにしてしまう可能性は残されている。
第1・四半期のGDP伸び率は、昨年第4・四半期のマイナス6.3%に匹敵するほど悪い内容になる恐れがある。予想(中央値)はマイナス5.0%となっている。 続く...












