UPDATE1: ホンダ<7267.T>、国内生産能力の7割操業でも採算確保目指す=北條取締役
[東京 4日 ロイター] ホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)の北條陽一取締役事業管理本部長は4日、ロイターとの取材に応じ、四輪車の国内生産が能力の7割程度でも黒字を確保できる体制の確保を目指すと語った。車種の絞込みや部品調達方法などで更なるコスト圧縮を進め、「年産90万台程度でも利益を出せるようにしたい」と話した。
ホンダの国内生産能力は年間130万台。ただ市場低迷に円高による輸出採算悪化が響き2010年3月期は91万台の生産にとどまる見通し。同社はこれまで国内生産100万台水準での利益確保を目標としていたが、さらに厳しい目標を設定し、2─3年以内に達成したい意向だ。
中国など成長市場の新興国では現地生産しているため、円高の進行で欧米向け輸出採算の悪化が課題となっているが、一部で可能性が報じられている小型車フィットの米国現地生産については、「米国でフィットの需要がそれほどあると思えない」として否定した。
同社は全世界で430万台の四輪車生産能力を持つものの10年3月期の生産は330万台程度にとどまる見通しのため100万台程度能力が余る。このため今期は前期と比べ600億円程度のコスト圧縮を目指す。今後は、現在20─25車種ある国内販売車種の削減や、部品の調達体制の効率化などを検討する。「二輪車では部品ごとに東南アジアなどの3拠点から集中購買す取り組みを進めつつある。四輪車の部品は、中国やアジアが日米よりも必ずしも競争力が高いわけでなく難しいが、(購買改革に)取り組みたい」と話した。
主力の北米市場について、上期の販売台数62万3000台に対して、下期は68万2000台を見込んでいるが、「上期は在庫調整があったため、末端の実需が下期は(上期より)増えるとみているわけでない」と慎重な見方だ。今期の米市場全体では年間1000万台程度の規模とみる。「いつかは1400─1500万台規模に戻るだろうが、半年や1年では戻らない」として厳しい環境が当面続くとの見方だ。












