欧州委がユーロ圏成長率見通しを下方修正、景気後退入りか
[ブリュッセル 23日 ロイター] 欧州委員会は23日、ユーロ圏および欧州連合(EU)諸国の最新経済予測を発表し、2012年のユーロ圏域内総生産(GDP)成長率がマイナス0.3%になるとの見通しを示した。前回予測のプラス0.5%から下方修正された。
その結果、ユーロ圏は過去3年で2度目のリセッション(景気後退)入りする可能性が高まった。
ユーロ圏が前回リセッションに陥ったのは2009年で、当時の成長率はマイナス4.3%と、1930年代以降最悪のリセッションに見舞われた。
EU27カ国のGDP伸び率については、前回予想の0.6%から0.0%に引き下げた。
主要国では、ドイツとフランスは2012年にそれぞれ0.6%、0.4%のプラス成長を遂げ、リセッションを回避できる見込み。
一方、ギリシャは5年連続でマイナス成長となるほか、スペインもマイナス1%に悪化するとの見通しが示され、南北格差の拡大が浮き彫りになった。
欧州委員会は「今年はEUのGDPが低迷し、ユーロ圏は緩やかなリセッションに入る見通しだ。弱体な債務国と脆弱な金融市場の悪循環が起きており、実体経済の鈍化にまだ歯止めはかかっていないようだ」との見方を示した。
国際通貨基金(IMF)は今年のユーロ圏GDP成長率がマイナス0.5%になるとの見通しを示しており、欧州委の予測はIMFの予測をわずかに上回る水準となった。 続く...








