日経平均が続伸、出遅れ修正で後場上げ幅拡大
[東京 23日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は続伸した。前日の米国株安や上値で強まる利益確定売りなどで、序盤はさえない展開。ただ、最近の好地合いや円安を背景とする主力輸出株への買いなどで切り返した。
出遅れ修正の動きも指摘され、日経平均は後場に上げ幅を拡大し、9600円台を回復する場面もあった。一方、材料不足のなか、リターンリバーサルの域を出ていないと指摘されている。
東証1部騰落数は値上がり1073銘柄に対し、値下がり456銘柄、変わらずが 145銘柄だった。
22日の米国株式市場は下落して取引を終えた。2月のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値でサービス部門が予想外に悪化し、ユーロ圏経済がリセッション(景気後退)に陥るとの懸念が一段と高まったことから、銀行株を中心に売りが出た。
短期的な過熱感から利益確定売りも出やすく、序盤の東京株式市場は売り優勢。ただ、外為市場でドル/円が80円台で推移するなど円安基調が続き、輸出株などへの買いで日経平均はプラス圏に切り返した。
後場には先物への大口買いも観測され一段高となった。「中期的な円安基調を受けて企業業績の回復確度が高まり、先高観が強い。短期的な過熱感から目先は指数の上値は重そうだが、出遅れ感の強い中小型株に資金が流入しており、物色が循環している」(準大手証券)という。一方で「上値を試すには材料不足で、外部環境にらみのなか、きっかけ待ちの状況となっている」(大手証券)との声も出ており、基本的にはリターンリバーサルの域を出ていないとの指摘もあった。
主力株に加え物色は中小型株に広がっており、東証2部総合指数は28営業日続伸となった。新興株式市場でも日経ジャスダック平均や東証マザーズ指数が上昇。米系証券の株式トレーダーは「海外勢が大型株を売り、中小型株に資金をシフトしている。リバランスが主体だ。売り込むほどではないが主力株の上値は重い」と述べた。
個別銘柄では、エルピーダメモリ6665.Tが続伸した。ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)のグループ5社とクレディ・スイス(CSGN.VX: 株価, 企業情報, レポート)のグループ6社が、エルピーダメモリ株を大量に保有したことが分かり、材料視された。両グループが22日に関東財務局へ提出した大量保有報告書によると、ゴールドマンは6.07%、クレディ・スイスは5.11%を保有している。 続く...








