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2月米卸売在庫は予想上回る、成長率予想上方修正の動き
2012年4月10日 / 19:07 / 5年前

2月米卸売在庫は予想上回る、成長率予想上方修正の動き

4月10日、米商務省が発表した2月の卸売在庫・売上高統計によると、在庫は前月比0.9%増となり、予想の0.5%増を上回った。アナリストの間では第1・四半期の成長率予想を上方修正する動きが出ている。写真はニューヨークのブルックリンブリッジ。3月撮影(2012年 ロイター/Allison Joyce)

[ワシントン 10日 ロイター] 米商務省が10日発表した2月の卸売在庫・売上高統計によると、在庫は前月比0.9%増となり、予想の0.5%増を上回った。

在庫は実額でも4789億3000万ドルと過去最高を記録。アナリストの間では第1・四半期の成長率予想を上方修正する動きが出ている。

1月の在庫は0.4%増から、0.6%増に上方修正された。

在庫は国内総生産(GDP)の増減に作用する重要な構成要素となっている。2月に卸売り在庫が増加したこと、さらに1月の増加率が上方修正されたことで、ゴールドマン・サックスやバークレイズなどのアナリストの間で第1・四半期の米成長率予想を引き上げる動きが相次いだ。

ゴールドマンのエコノミストはリサーチノートで「今回の結果で、第1・四半期の在庫積み増しがこれまでの予想よりも大きかったことが判明した」とし、「これを受け、第1・四半期のGDP伸び率予想を年率換算で2.3%に上方修正した。第1・四半期中は在庫積み増しにより成長率が若干押し上げられたとみている」との見方を示した。

2月は自動車在庫が0.9%減。堅調な自動車需要を反映し、1月の0.6%増から減少に転じた。コンピューター機器は0.6%減少した。一方、機械は1.9%増、石油在庫は5.6%増となった。

第1・四半期の米経済成長は鈍化したと見られているものの、2月は卸売売上高がすべての項目で増加するなど、経済にとり望ましくない在庫積み上がりの兆候は見られなかった。

卸売売上高は横ばいとなった1月から2月は1.2%増となり、予想の0.7%増を上回った。

項目別では、自動車は0.2%、石油は3.9%、それぞれ増加。コンピューター機器は2.3%増、機械は0.9%増となった。

2月の対売上高在庫比率は1.17と前月から横ばい。同比率は2008年6月に1.14と、過去最低水準を記録している。

バークレイズのシニアエコノミスト、ピーター・ニューランド氏は「対売上高在庫比率は5カ月連続で1.17で横ばいで推移している。これは、このところの在庫積み増しの動きが、売上げの低迷ではなく、むしろ需要改善の見通しを反映していることを示す勇気付けられる兆候だ」と述べた。

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