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英国の「AAA」格付け確認、見通し「安定的」=S&P
2012年4月14日 / 00:47 / 6年前

英国の「AAA」格付け確認、見通し「安定的」=S&P

[ニューヨーク 13日 ロイター] 格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は13日、英国の「トリプルA」格付けを確認した。格付け見通しについては「安定的」とし、「英政府が今後も引き続き財政再建に注力するとの当社の見方を反映している」と説明した。

4月13日、S&Pは、英国の「トリプルA」格付けを確認し、格付け見通しについては「安定的」とした。写真はロンドンで4日撮影(2012年 ロイター/Andrew Winning)

ただ成長率については、次回選挙が実施される2015年まで毎年1.6%程度にとどまるとの見方を示した。

「英政府が財政再建への強い決意を維持するとともに、経済の課題に迅速に対応する能力と意欲を備えていると当社は確信している」とした。

S&Pは、継続的な財政立て直しへの取り組みを背景に、英国の純公的債務は2014年までに国内総生産(GDP)比90%弱の水準で安定化するとの見方を示し、「中期的には、景気回復の勢いが増す」と予想している。

また緊縮財政措置が「経済成長の足かせとなる公算が大きい」としたが、債券市場の規模の大きさや借り入れをすべて自国通貨建てで行っていることなどを背景に、衝撃に対する英経済の対応能力は改善していると指摘した。

ただ、財政再建のペースや成長率がさらに鈍化、もしくは政府の財政再建意欲や能力に対し疑念が生じた場合には、英国の「トリプルA」格付けは圧力にさらされるとの見解を示した。

英連立政権は景気の下振れを理由に、緊縮財政計画の実施期間を当初の5年間から7年間に延長した。

主要格付け会社のフィッチとムーディーズは、英国の「トリプルA」格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げており、格下げの可能性を示唆している。

英政府は3月21日に発表した予算案で、高齢者に対する優遇税制措置を廃止する一方、高所得層に対する所得税の最高税率を引き下げ、富裕層を優遇しているとの批判を受けており、今回のS&Pの決定は追い風となった格好。

オズボーン英財務相は「財政再建路線を掲げ、困難な環境の中でもこれを堅持しているからこそ、英国が世界的な債務危機を乗り越えていると再認識させてくれた」とし、S&Pの発表を歓迎する意向を示した。

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