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スペイン・イタリア国債上昇、独連邦債は下落
2012年9月12日 / 19:12 / 5年前

スペイン・イタリア国債上昇、独連邦債は下落

[ロンドン 12日 ロイター] 12日のユーロ圏金融・債券市場では、スペインとイタリアの国債価格が上昇、独連邦債価格は下落した。ドイツ憲法裁判所が、一定条件の下で欧州安定メカニズム(ESM)と欧州財政協定の批准を認める判断を下し、域内の危機対策を進める上での大きな障害が取り除かれたことを受けた。

ドイツ憲法裁の判断では、ESMへの負担金を積み増す必要が生じた場合には議会の承認を得る必要があるとして、議会に将来の負担増額に関する拒否権を与える形ともなった。

判断は事前予想通りだった。欧州中央銀行(ECB)が周辺国の国債を購入し、利回りを下げる方針を示して以降、スペイン・イタリア国債は数週間上昇しており、上値は重い。

スペイン・イタリア国債の利回りが低下傾向を維持するかは、スペイン政府がECBの国債買い入れ条件となっている救済基金への支援要請を行うかにかかっている。

スペイン10年債利回りは7ベーシスポイント(bp)低下して5.65%となった。7月終盤には、市場参加者が持続不能と考える7.8%をつけていた。

イタリア10年債利回りも7bp低下して5.02%と、3月以来の水準となる5%に迫った。

コメルツ銀行のストラテジスト、マイケル・ライスター氏は「ECBが期待に応え、ドイツの裁判所が今日、ESMにゴーサインを出し、バックネットが備わったことで、周辺国にとって良好な環境が今は整っている」と指摘。「ただ時間が経過すれば、ECB(の国債買い入れ)実施に際し、もう一つの主要な障害となっている支援要請をスペインがいつ行うかという疑問が深まることになる」と見通した。

ドイツ連邦債12月限先物は10週間ぶり安値の139.24をつけた。

高利回りで、リスクがより高いとされる資産に投資するムードが再燃、ドイツが実施した新発5年債入札(クーポン0.5%)はさえない結果に終わった。

RIAキャピタルマーケッツのストラテジスト、ニック・スタメンコビック氏は「特に周辺国で単一通貨ユーロに対する緊張が和らぎ始めれば、独連邦債の安全資産としての魅力は低下するだろう。結果として、今後の入札でより高い利回りを投資家が要求し始める可能性がある」と述べた。

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