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独連邦債先物上昇、米大統領選・ギリシャの不透明感で
2012年11月2日 / 18:57 / 5年前

独連邦債先物上昇、米大統領選・ギリシャの不透明感で

[2日 ロイター] 2日のユーロ圏金融・債券市場では、ドイツ連邦債先物が上昇した。ただ、6日の米大統領選投票を控え、ギリシャが再び危機に直面するなか、多くの投資家は大きなポジション形成を避けており、最近のレンジを抜け出すことはなかった。

10月の米雇用統計で、予想を上回る雇用増となったことを受けて、ドイツ連邦債は取引時間中の安値をつけたが、間もなく下げを取り戻した。

クレディ・アグリコルの債券戦略部門の世界責任者、デービッド・キーブル氏は「どうなるのかがかなり不透明で(米国選挙への市場の)反応は大きいものとなるだろう。現在のところ、オバマ(大統領)が恐らく再選するが、激戦州『スイングステート』(揺れる州)で両候補が接戦となっている」とみる。

1日公表されたロイター/イプソス調査によると、オバマ大統領と共和党のロムニー候補の支持率が本選の激戦州となることが予想される4州で拮抗(きっこう)している。ただバージニア州では、オバマ大統領のリードが広がった。

キーブル氏は「ギリシャが混乱してきた。恐らくそういうこともあって、米国債とドイツ連邦債が週末(にかけて上昇)しているのだろう」と話した。

ドイツ連邦債は16ティック高の141.87で清算した。

米労働省が発表した10月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数が前月に比べて17万1000人増加し、予想の12万5000人増を上回った。オバマ氏再選の障害となっていたさえない景気が、予想外に底堅いことを示した。

米大統領選の結果が金融市場に与える影響について、アナリストの見方は分かれる。減税を好む保守的政権が誕生すれば、株式相場が上昇するとみる向きがいる。

一方で、ロムニー氏が勝てば、連邦準備理事会(FRB)の拡張的な金融政策が巻き戻されるとの不安が高まるため、オバマ氏勝利で株式相場が上昇するとの見方も出ている。

ギリシャは景気後退が進み、財政状況が厳しさを増した。債務負担の削減期限延長をめぐり、国際支援機関とギリシャは合意に向けたギリギリの交渉を続けている。

議会は来週、交渉の鍵を握る135億ユーロの緊縮策について採決を行うが、見通しは不透明となっている。連立与党の一角、全ギリシャ社会主義運動(PASOK)所属議員が1日、金融支援への見返りとして国際機関から求められている財政緊縮措置に反対するとして、同党を離党したことを明らかにしている。

インベステックのアナリスト、ブライアン・バリー氏は「ある種の克服できない障害に出くわす可能性が残っている」と分析、さらなる債務再編となれば、ユーロ圏離脱という「パンドラの箱を再び開ける」恐れがあると話す。

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