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豪中銀、政策金利を2.50%に据え置き:識者はこうみる
2013年11月5日 / 04:47 / 4年前

豪中銀、政策金利を2.50%に据え置き:識者はこうみる

11月5日、オーストラリア準備銀行は政策金利のオフィシャルキャッシュレートを過去最低となる2.50%に据え置くことを決定した。シドニーの豪中銀前で2011年7月撮影(2013年 ロイター/Tim Wimborne)

[シドニー 5日 ] -オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は5日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを過去最低となる2.50%に据え置くことを決定した。

これまでの利下げの効果が住宅や消費支出に波及している兆候が見られることから、市場では金利据え置きが見込まれていた。ロイター調査によると、アナリスト23人全員が据え置きを予想していた。

市場関係者のコメントは以下の通り。

●為替による緩和効果望む姿勢鮮明

<コモンウェルス銀行のチーフエコノミスト、マイケル・ブライス氏>

われわれがしばらくの間、目にしてきた理事会後の声明とほぼ同じ内容だ。新しいことは何もない。

為替相場による金融状況の追加緩和を望んでいるというメッセージは明確だ。米連邦準備理事会(FRB)の政策に左右されることになるだろう。

われわれはしばらくの間、政策金利の据え置きを予想してきた。それ以外のことを示唆するものは何もない。

●豪ドル高への言及は注目点

<RBCキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、SU-LIN ONG氏>

大きなサプライズは全くなく、短い声明の多くは前回の声明と非常に似通っている。そのため、低金利が効果を発揮し、信頼感と資産水準の双方を押し上げているとの豪中銀の考えを引き続き示唆している。持続可能性や、総じて抑制されている信用の伸びをめぐる若干の懸念はある。

やや目新しいのは豪ドルが不快なほど高水準なことに対する言及だ。このテーマ自体はそれほど目新しくはないが、そこに盛り込まれたという事実は、(豪ドル高を)重視する度合いをやや強めたことを示すだろう。それが主要な注目点だ。

豪中銀は現時点で様子見を決め込んでおり、豪ドルがやや下落することを望んでいるのではないかと私は考える。8日に発表される四半期声明でより詳細な情報を確認したい。

●為替への言及に注目

<JPモルガンのチーフエコノミスト、トム・ケネディ氏>

声明で注目すべきなのは為替に関する部分だ。中銀は、豪ドル相場は依然として不快なほど高く、下落が必要になる公算が大きいと明言している。

通貨高の場合、経済への影響を相殺するため政策金利引き下げの必要が出てくる。資源投資中心の成長から脱却し、経済のリバランスを図るには、通貨が下落するか政策金利が低下するしかない。

われわれの考えでは、中銀は依然利下げ支持の姿勢にある。25ベーシスポイント(bp)の利下げの可能性はあり、実施時期は3月になるだろう。その後は2014年末まで据え置かれる見通しだ。

●少なくとも1年は金利据え置きへ

<UBSの金利ストラテジスト、マシュー・ジョンソン氏>

豪ドル相場がかなり高水準にあるという文言が再び声明に盛り込まれたことに市場が最も反応した。だがこれは過剰反応だ。主に声明が示しているのは、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は、金利政策が効果を発揮し、金利動向に敏感なセクターの状況が改善していることを一段と確信している、ということだ。少なくともこれから1年は金利が据え置かれるだろう。

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