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サッポロHD14年12月期は2.2%営業減益、国内外で販促費増加
2014年2月12日 / 11:03 / 4年前

サッポロHD14年12月期は2.2%営業減益、国内外で販促費増加

[東京 12日 ロイター] -サッポロホールディングス(2501.T)は12日、2014年12月期は増収減益になるとの見通しを発表した。ブランド力強化のため、国内酒類や国際事業で販売促進費を増加させるため。

連結売上高は前年比5.5%増の5377億円、営業利益は同2.2%減の150億円を計画。トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト7人の営業利益予測の平均値は162億円で、会社計画はこれを下回った。

国内酒類は、主力のビール類の販売数量増などを背景に増収を図るほか、国際事業も販売増と為替円安の影響で2桁増収となる見通し。一方、食品・飲料事業については、サッポロ飲料とポッカコーポレーションとの統合作業のもたつきで飲料の売り上げが落ち込んでおり、「飲料の売り上げ増を図ることが第一の目標」(上條努社長)となる。

14年は不動産事業を除く4事業で増収を図るものの、「消費増税や酒税改定などの中で、ブランド価値を高めないと持続的な成長がない」(時松浩取締役)との判断から、国内酒類で販売促進費が増加。国内酒類事業は営業減益となる。さらには、ベトナムにおいても、ブランド浸透のためにマーケティング費用を増加させるため、減益となる見通し。

一方、13年に14億円の営業赤字となった食品・飲料事業は、1億円の黒字を目指す。

2013年12月期の連結売上高は前年比3.5%増の5098億円、営業利益は同6.4%増の153億円だった。国内酒類に加え、北米が好調だった国際事業もベトナムへの先行投資を吸収して増益を確保。一方で、ポッカとの経営統合の影響で、食品・飲料事業が計画比で下振れた。

一方、当期利益は同75.2%増の94億円となった。株価上昇により、投資有価証券評価損などの特別損失が見通しより減少した。

<2016年の目標数字は堅持>

同社は、16年の連結売上高を6000億円(酒税込)、営業利益を400億円とする新経営構想を打ち出している。これに対し、現時点で事業会社が積み上げた16年の計画では、連結売上高は5950億円、営業利益(のれん償却前)は312億円となることを明らかにした。このギャップについては、コスト削減やグループシナジーの創出、M&A(合併・買収)を実現することで「グループ一丸となって達成する」(上條社長)とし、目標数値の下方修正は行わないことを強調した。

2016年にはD/Eレシオを1倍程度(13年実績は1.6倍)、ROEは8%以上(同6.7)を目指す。海外売上高比率は酒税込で19%強(同12%)に高める方針。

<銀座ビルの再開発を決定>

同日、サッポロ銀座ビルの再開発も決めた。地下2階、地上12階建で、複合商業ビルとする。現在の建物は2014年春に解体を開始し、15年春に新建物の建設に着工。16年上半期の竣工を予定している。これに伴い、現在の建物の解体・除却損・営業関連費用などで26億円の特別損失を2014年12月期に計上する。

2020年には東京でオリンピック・パラリンピックが開催されることもあり、上條社長は「オリンピック前に決めることができて良かった。銀座の魅力を上げるために、計画を前に進める」と述べた。具体的な計画はこれからになるが、「サッポロのビルと認識してもらえるようにしたい」としている。

清水律子 編集:山川薫

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