[東京 28日 ロイター] -サッポロホールディングス(2501.T)で国際酒類事業を行うサッポロインターナショナル(東京都渋谷区)の次期社長に内定した岩田義浩取締役・経営戦略部長は28日、ロイターとのインタビューで、今後2―3年で北米での生産能力増強やブランド強化などの検討を進める方針を明らかにした。
米国やカナダのビール市場ではスタンダードビールが漸減傾向にある一方で、クラフトビールが人気化するなど潮流に変化が生じている。こうした市場の変化もにらみながら、投資を決めていくという。
<米国もうひとつのブランド保有も>
米国やカナダのビール市場では、スタンダードビールが漸減している一方で、輸入ビールやクラフトビールが伸びているという。岩田氏は「大きな市場の変わり目がきている」とみている。
こうした市場の変化を睨みながら、2―3年のなかで、生産能力増強やブランド保有などの戦略を考えていくことになる。
サッポロは昨年7月、2006年に子会社化したカナダ・スリーマン社が製造していたサッポロブランドのビール生産を米シティ・ブルーイング・カンパニー(ウィスコンシン州)に委託。これにより、スリーマンの生産能力に余裕が生まれた。さらには「3工場のうちのひとつ、バーノン工場の能力拡大を予定している。今春先に意思決定し、現状5万キロリットルを20%程度アップさせる」とした。投資額は4億円程度になるという。現在、3工場で20万キロリットル弱の生産能力を有している。
加スリーマンは、2006年の買収以来、7年連続で売上げが増加。13年には06年比1.5倍の1900万ケースを超える販売数量となった。
さらなる生産能力増強については「昨年からの生産委託やバーノン工場の生産増強で2―3年間は判断に猶予が生まれた」とし、自社で増強するか、工場を買収するか、委託を増やすという選択肢の中で見極めていくという。
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