2014年3月13日 / 05:12 / 4年前

中国全人代閉幕、李首相が成長目標下振れ容認姿勢

3月13日、中国の李克強首相(写真)は、全国人民代表大会の閉幕にあたり記者会見し、経済成長の目標達成に自信を示した(2014年 ロイター/Barry Huang)

[北京 13日 ロイター] - 中国の李克強首相は13日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)閉幕にあたり記者会見し、厳しい経済環境の中で一部ローンのデフォルト(債務不履行)は「避けられない」と述べ、危機に陥った全ての投資商品を救済する考えはないことを示唆した。

首相は経済が困難に直面していることを認めつつ、中国の見通しに過度に悲観的な見方をする人はこれまで常に間違えていた、と指摘。「われわれは、今年の経済成長を妥当なレンジに維持するための能力とあらゆる手段を持っていると信じている」とした。

また、「われわれは金融商品のデフォルトを望まないが、一部では避けられない」とした一方で、 「システミックリスクや地方からのリスクが発生しないように、監督を強化し、適宜問題を解決する必要がある」と表明した。

李首相は、経済成長がどれほど減速すれば政策手段を発動するのかとの質問には直接答えず、経済成長よりも雇用創出に重点を置くと強調した。

政府は2014年の国内総生産(GDP)成長率目標を7.5%としているが、市場の一部は目標が達成できない可能性を懸念している。

首相は、「GDP成長率目標は約7.5%で、『約』とはつまり、ある程度の柔軟性があり、ある程度の許容範囲があるということだ」とした。

楼継偉財政相も先週、成長率が7.5%をやや上回るか、下回るかは雇用創出ほど重要ではないとの見解を示している。

ただ、国家発展改革委員会の徐紹史主任は前日、7.5%が成長率の下限だとの認識を示していた。

政府は今年、1000万人の雇用創出を目指しており、李首相はそのために必要な成長率が7.2%だとしてきた。昨年は成長率が7.7%で、新たに1300万人程度の雇用が創出された。

不動産市場の問題に関しては、首相は各都市で異なる措置を講じる意向を示した。

「需要や地域ごとの状況の違いに応じて、各都市で異なる措置を講じることが必要だ」と指摘。

また、低所得世帯向けの保障性住宅の建設を推進し、平等に供給されることを確実にすると述べた。

<汚職行為は「誰であろうと許さず」> 一方、李首相は腐敗問題については明確に回答。「汚職行為や腐敗官僚は一切許さない。誰であろうと、地位がどれほど高かろうと、法の前では誰もが平等だ」と述べた。

首相は具体的な名前に言及しなかったものの、中国共産党最高指導部メンバーだった周永康・前党政治局常務委員をめぐる汚職調査が進んでいるとの見方が広まっている。

*内容を追加して再送します。

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