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ドル/円停滞、米雇用統計後の米金利低下/株安で国内勢は様子見
2014年4月7日 / 03:57 / 3年前

ドル/円停滞、米雇用統計後の米金利低下/株安で国内勢は様子見

4月7日、東京外為市場正午のドル/円は、前週末のニューヨーク市場午後5時時点とほぼ変わらずの103円前半。都内で2011年8月撮影(2014年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 7日 ロイター] - 東京外為市場正午のドル/円は、前週末のニューヨーク市場午後5時時点とほぼ変わらずの103円前半。日経平均株価.N225が下げ幅を拡大すると短期筋のドル売りが観測されたが、下値は限定的。商いは膨らまず、方向感は出なかった。

4日の米雇用統計を見極めてから新規投資を積極化しようとしていた国内勢は、統計後の米金利低下・株安で様子見姿勢を強めてしまった可能性があるという。

前週末4日発表の3月米雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比19万2000人増となり、市場予想の20万人増には届かなかった。米国株安や米長期金利の急低下でドル/円は下落した。

週明けとなるこの日午前の外為市場では、ドル/円は103円前半の狭いレンジでの値動きに終始した。日経平均が下げ幅を拡大した場面では短期筋の売りが観測されたが、総じて商いは少なめ。実需筋のフローも目立たないという。

新年度入りに伴い、米雇用統計を見極めてから新規投資を活発化させようとしていた一部の国内勢にとっては、雇用統計後の市場の反応はネガティブに映ったもよう。ある邦銀の関係者は「いい押し目なのかもしれないが、様子見姿勢が強まってしまった印象。米雇用統計後、米国の中短期金利が少し低下し、株も下落しているので、ドル/円にとってはアゲンストだろう」と話している。

もっとも、多くの市場関係者が米景気の先行きを悲観的にみているわけではない。国内金融機関の関係者は、1、2月分の雇用者数の伸びが合計3万7000人上方修正された点に注目。「米雇用統計はそれほど悪くない。米景気が緩やかに回復していることが確認され、米連邦準備理事会(FRB)は粛々と資産買い入れ規模の縮小を進めるだろう」と指摘する。ドル/円は底堅い推移になるとみている。

4日に米雇用統計が発表された後、ドル/円1カ月物などのボラティリティは急低下した。大手邦銀関係者は「ドル/円の上値トライが失敗したからボラティリティが低下した。米雇用統計が強くて105円を目指す展開になっていれば、ボラティリティは上がっていただろう」と指摘する。ドル/円については、米経済指標への米金利の反応をにらみながらの展開になると予想する。

きょうから日銀の金融政策決定会合が開催される。今回の会合では金融政策の現状維持が予想されているが、海外勢の一部は追加緩和を期待しているため、現状維持が決まった場合にはドル/円が下落する展開もありうると予想されている。

ただ、大手信託銀関係者は「下値では買いニーズも多いと思われ、再びこう着感が強まる可能性もある」と話す。103円ちょうど付近では買いが流入しそうだという。

和田崇彦

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