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ドル103円付近、海外勢が株売り・円売りヘッジの巻き戻し
2014年4月7日 / 06:47 / 3年前

ドル103円付近、海外勢が株売り・円売りヘッジの巻き戻し

[東京 7日 ロイター] -午後3時のドル/円は、前週末のニューヨーク市場午後5時時点に比べ、わずかにドル安/円高の103円付近。本邦勢の参加が極端に細る中、海外勢の一部は株売りに合わせて、円売りヘッジの巻き戻しを実施しているとみられ、ドル/円相場を圧迫した。

週明けとなるこの日の市場で、ドル/円は朝方一時103.39円付近まで上値を伸ばしたが、日経平均の下げ幅を拡大に伴って、徐々に下値を切り下げ、一時102.99円まで下押しした。ただ、103円割れの水準ではドル買い需要が観察された。

ヘッジファンドの動向に詳しい参加者によれば、ファンドなどの短期筋は「日米株共に、日替わりでセクター別にローテーションで売っている。(日本株については)株売りに合わせて、為替のヘッジ外しも行っているため、ドル/円は下押し圧力がかかりやすい」という。

市場では、「米国株は、もうだいぶいいところまで上昇してきた。この水準からは、高値警戒感から、上昇局面では利食いが入りやすくなるのは仕方ない」(国内証券)との指摘が出て行った。

前週末4日の米株式市場では、朝方発表された3月の米雇用統計が底堅い内容となったことで、ダウ工業株30種とS&P総合500種が一時日中最高値を更新する場面があったが、オンライン動画配信のネットフリックスや旅行情報サイト運営のトリップアドバイザーなどのモメンタム銘柄が下落し、相場全体を圧迫した。ナスダック総合は2.6%安と、2月以来の大幅な下げを記録した。

新年度入りに伴い、米雇用統計を見極めてから新規投資を活発化させようとしていた一部の国内勢にとっては、雇用統計後の市場の反応はネガティブに映ったもよう。

ある邦銀の関係者は「いい押し目なのかもしれないが、様子見姿勢が強まってしまった印象。米雇用統計後、米国の中短期金利が少し低下し、株も下落しているので、ドル/円にとってはアゲンストだろう」と話している。

米長期金利の一段安もドル買い意欲を低下させた。

米10年国債利回りは一時2.71%半ばと、4日ニューヨーク市場終盤の2.726%から一段と低下し、3月28日以来の低水準となった。

もっとも、多くの市場関係者が米景気の先行きを悲観的にみているわけではない。国内金融機関の関係者は、1、2月分の雇用者数の伸びが合計3万7000人上方修正された点に注目。「米雇用統計はそれほど悪くない。米景気が緩やかに回復していることが確認され、米連邦準備理事会(FRB)は粛々と資産買い入れ規模の縮小を進めるだろう」と指摘する。ドル/円は底堅い推移になるとみている。

きょうから日銀の金融政策決定会合が開催されている。今回の会合では金融政策の現状維持が予想されているが、海外勢の一部は追加緩和を期待しているため、現状維持が決まった場合にはドル/円が下落する展開もありうると予想されている。

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 103.03/05  1.3703/07  141.19/23

正午現在   103.28/30  1.3697/01  141.47/51

午前9時現在 103.31/33  1.3702/06  141.56/60

NY午後5時 103.23/25  1.3701/06  141.49/53

森佳子

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