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ドル101円前半、強い米雇用統計でドル買いセンチメント
2013年7月8日 / 03:58 / 4年前

ドル101円前半、強い米雇用統計でドル買いセンチメント

7月8日、東京外為市場正午のドル/円は、前週末のニューヨーク市場午後5時時点から変わらずの101円前半。都内で2011年8月撮影(2013年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 8日 ロイター] - 東京外為市場正午のドル/円は、前週末のニューヨーク市場午後5時時点から変わらずの101円前半。早朝から外為証拠金取引に絡んだ買いが流入して101.54円まで上昇し、約5週間ぶりの高値をつけた。

ヘッジファンドの利食いや輸出企業の売りに加え、中国株安で上げ幅を縮小したが、前週末の米雇用統計が強かったために市場ではドル買いセンチメントが高まっているとされ、ドル/円は101円台をキープした。

米労働省が前週末5日に発表した6月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比19万5000人増となり、予想の16万5000人増を上回った。4、5月分も上方修正され、米連邦準備理事会(FRB)が年内に緩和縮小に踏み切る方針を維持するとの見方が裏付けられた。5日のニューヨーク市場では米10年債利回りが急伸し、ドルが全面高となった。

週明けとなるきょう早朝のマーケットでは、ドル/円が一段高となり、午前9時前に101.54円まで上げて5月30日以来の高値をつけた。主要6通貨に対するICEフューチャーズUSドル指数.DXYも早朝に上げ基調となり、2010年7月以来の高水準となった。

早朝から外為証拠金取引絡みのドル買いが流入したとみられている。ただ、101円半ばではオプション関連の売りやヘッジファンドの利益確定売りがみられ、ドル/円は圧迫された。輸出企業のドル売りも観測された。日経平均.N225の伸び悩みに加え、中国株が大幅安になると主要通貨に対して円が買われ、ドル/円は101.09円まで下落した。

もっとも、ドル/円の下押しは限定的で、市場ではドルについて強気な見方が目立つ。「(強い)米雇用統計を受けて完全にドル買いのセンチメントになっている。落ちてきたところは拾おうという向きもいるのかなという気もする」(大手信託銀行)との声が聞かれた。

別の大手信託銀関係者は、今回の米雇用統計について「FRBのスタイン理事がデータの蓄積が大事だと指摘するなかで、前月分が上方修正されたのも大きい」と指摘。米国の金利と株価の動向を注視する必要があるとしたが「ドル買いには間違いないだろう。利食いなどをこなしながらドルは上昇してゆくとみている」と話した。

FRBのスタイン理事は6月28日、量的緩和第3弾(QE3)の開始以降労働市場が改善したと指摘し、FRBが9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和の縮小を検討する可能性があるとの考えを示した。

同理事は「FOMCにとり最適のアプローチは、例えば9月に何らかの決定を行う場合、(資産買い入れ)プログラム開始以降に蓄積した膨大なデータにまず重点を置くことだ。FOMCに先立つ数週間以内に発表される新たなデータが市場関係者の目を引くようなものであったとしても、これらに過度に影響されてはならない」と述べた。

(ロイターニュース 和田崇彦)

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