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ドル101円前半、5週間ぶり高値から反落
2013年7月8日 / 06:38 / 4年前

ドル101円前半、5週間ぶり高値から反落

7月8日、午後3時のドル/円は、前週末のニューヨーク市場午後5時時点に比べ若干ドル安/円高の101円前半。2月撮影(2013年 ロイター/Shohei Miyano)

[東京 8日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末のニューヨーク市場午後5時時点に比べ若干ドル安/円高の101円前半。早朝から外為証拠金取引に絡んだ買いが流入して101.54円まで上昇し、約5週間ぶりの高値をつけた。

しかしその後は短期筋の利益確定売りに押されたほか、本邦輸出勢のドル売りオーダーが意識され、伸び悩んだ。

ドルは未明に100.85円付近をつけた後、一気に伸び上がり、午前7時頃には101円台半ばまで駆け上がった。米雇用統計が予想以上に強い内容となったことの余韻でドルの下値は固められた。しかし、101円半ば以上には輸出勢のリーブオーダーが並んでいることや、海外短期筋が高値で利益確定に動いたこともあり、101円半ばで折り返して反落した。 午後3時過ぎの取引で、ドルは一時101円を割り込んだ。

米労働省が前週末5日に発表した6月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比19万5000人増となり、予想の16万5000人増を上回った。4、5月分も上方修正され、米連邦準備理事会(FRB)が年内に緩和縮小に踏み切る方針を維持するとの見方が裏付けられた。5日のニューヨーク市場では米10年債利回りが急伸し、ドルが全面高となった。

米10年債利回りは、午後3時10分時点で2.6981/2.6962%の気配で、5日ニューヨーク終盤の2.7360%から顕著に低下している。

6月の米雇用統計が市場予想より強い結果となったことで、「米国が出口論を進めやすい一方で、新興国やユーロ周辺国などはますます苦しくなっている」(証券会社)。「米国と新興市場の対照が際立つ中で、ドル高/新興国通貨安、ドル高/ユーロ安が進展しそうだ」(同)との意見が聞かれた。

今週は、ロシア、タイ、ブラジル、韓国、マレーシア、インドネシア、メキシコ等、新興国の金融政策決定会合が目白押しだが、グローバルな資金が新興国市場から米国へと回帰する中で、新興国が金利を引き締めて、通貨安から来るインフレ圧力を制御する動きに出るか否かが注目される。通貨安は輸出促進効果があるものの、インフレ圧力として懸念され始めている。

<ユーロ>

ユーロは軟調な地合いのなか、1.28ドル前半で方向感の定まらない値動きに終始した。ユーロ/円は朝方一時130.21円付近まで上昇したが、その後はじり安の展開となった。

ドイツ連銀のバイトマン総裁は7日、欧州中央銀行(ECB)はユーロ圏危機を解決できないとし、加盟国政府に対し、経済の健全化と財政規則の強化を促した。

ECBは数日前の理事会で、政策金利を長期的に低水準に維持する方針を示すとともに、さらに引き下げる可能性に言及することで前例のない措置を取った。

バイトマン総裁は講演で「金融政策は危機による経済的影響を吸収するため、すでに多大な貢献をしているが、危機を解決することはできない」と指摘した上で、危機は構造上の欠点を浮き彫りにしており、構造的な解決策が必要との認識を明らかにした。

ロイターニュース 森佳子

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