Reuters logo
トルコ中銀、リラ支援へ過去最大の外貨売却入札 強力な引き締め開始
2013年7月8日 / 09:53 / 4年前

トルコ中銀、リラ支援へ過去最大の外貨売却入札 強力な引き締め開始

7月8日、トルコ中銀は通貨リラが対ドルで過去最安値をつけたことを受け強力な追加引き締めを行うと発表、過去最高となる22億5000万ドルの外貨売却入札を実施した。写真は2011年10月、イスタンブールで(2013年 ロイター/Murad Sezer)

[イスタンブール 8日 ロイター] - トルコ中央銀行は8日、通貨リラが対ドルで過去最安値をつけたことを受けて強力な追加的金融引き締めを行うと発表し、過去最高となる総額22億5000万ドルの外貨売却入札を実施した。

トルコリラ TRYTOM=D3 はこの日一時、過去最安値となる1ドル=1.9737リラに落ち込んだ。中銀が7回にわたり外貨売却入札を行った後は、1454GMT(日本時間午後11時54分)時点で1.9512リラに上昇した。

8日の入札の規模はトルコ中銀の外貨売却額としては過去最高で、強力なシグナルを市場に送る格好となった。

中銀は声明で「今日から強力な追加的金融引き締めが始まる」と発表し、引き締めは「強力かつ効果的で一時的」になるとした。

リラは5月下旬以降、対ドルで約6%下落している。トルコで反政府デモが何週にもわたり続いたことが売りに拍車を掛けたほか、米連邦準備理事会(FRB)による景気刺激策の縮小見込みもリラ売りにつながっている。

リラを支えるために中銀は6月11日以降、外貨売却入札を行っており、これまでの売却総額は49億ドルに達している。

ソシエテ・ジェネラルの新興国市場リサーチ部門責任者ブノア・アン氏はこの日の入札について「非常に積極的だ」と指摘し、「極めて強力な政策シグナル」との見方を示した。その上で、トルコは外貨準備がそれほど潤沢ではないため状況は複雑だとし、中銀は今後、外為市場への直接介入から金利引き上げを通じたリラ支援に軸足を移す可能性があると分析した。

スタンダード銀行の新興国市場調査責任者、ティモシー・アッシュ氏は「中銀はリラが対ドルで最安値をつけ、さらに下落する兆しを見せていたことにいつかは対応しなくてはならなかったのだろう。今後のさらなる引き締めを言明することで、中銀は2012年初めにしたように、国内需要を鈍化させ、経常赤字を縮小させることを狙っている」と指摘した。

アナリストは、トルコ中銀が次回23日の金融政策決定会合で利上げを迫られる可能性が高まっているとみている。HSBCアセット・マネジメントのストラテジスト、アリ・カキログル氏は、リラへの圧力を踏まえれば、トルコ中銀は次回の会合で上限金利の引き上げが必要になるとの見方を示した。

前回の会合で中銀は主要政策金利の1週間物レポレートを4.5%で据え置き、下限金利である翌日物借入金利も3.5%で、上限金利の翌日物貸出金利も6.5%で、それぞれ据え置いた。

(内容を追加しました。)

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below