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今週のドル/円はポジション調整色強まる、株価や豪ドルに注目
2013年8月5日 / 00:04 / 4年前

今週のドル/円はポジション調整色強まる、株価や豪ドルに注目

[東京 5日 ロイター] - 今週の外為市場で、ドル/円はポジション調整色が強まり、明確な方向感は出にくいとみられている。2日の米雇用統計で米国の注目イベントは一巡、今週は注目度の高い米経済指標は発表されず、株価や豪ドルの値動きに影響を受けそうだ。

予想レンジはドル/円が97.50―101.00円、ユーロ/ドルが1.3150―1.3350ドル。

<ドル/円、米雇用統計後に急落>

前週末のニューヨーク市場では、ドル/円が急落した。米雇用統計の発表直前まで上昇基調を強め、100円回復に迫ったが、米雇用統計のうち、非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を下回ると急速に下落した。

ただ、国内金融機関の関係者は、今回の急落は期待感から大きく水準を戻していたことの反動という要素が大きく、米雇用統計では失業率が改善するなど決して悪い内容ではなかったとしている。

岡三証券の保科雅之グローバル金融調査部長は、米雇用統計のうち、労働時間の減少や時間当たり賃金の落ち込みに注目。ディスインフレリスクが意識されやすい内容だったとみる。「若干、量的緩和解除の時期や利上げ開始の時期が遅れるリスクが出てきたことは間違いない」とし、ドルの上値は重くなったとみている。

<今週はポジション調整色の強い相場展開か>

前週は米国で重要イベントが相次いだが、2日の米雇用統計を最後にイベントは一巡。今週はドル/円との関連で注目度の高い米経済指標はなく、ポジション調整色の強い相場展開になりそうだ。特に東京時間は、日経平均株価.N225の動向が影響を及ぼすとみられている。

また、今週は豪ドルが相場の「主人公」になる場面が多くなりそうだ。6日にオーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)の理事会が開催される。のみならず、豪州と中国の経済指標が相次いで発表される。

前週は、RBAのスティーブンス総裁の発言で追加利下げ観測が強まり、豪ドルは主要通貨に対して急落した。

一連のイベントを通じ、豪ドルは対円、対米ドルで神経質な値動きになるとみられているが、ドル/円との関連では特に対米ドルの値動きが重要になるとの見方が出ている。

大手邦銀関係者は「中国に関する懸念は一服している状況で、米国の景気や金利の方に目がいってドルの売り買いを行っている。豪ドルが下がる過程ではドルが買われ、結果的に円は売られやすい」と話している。

7日からは日銀の金融政策決定会合が開催されるが、ドル/円への影響はあまりないとみられている。

和田崇彦

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