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ドル98円後半、米雇用統計通過し閑散商いで方向感出ず
2013年8月5日 / 04:17 / 4年前

ドル98円後半、米雇用統計通過し閑散商いで方向感出ず

8月5日、東京外為市場正午のドル/円は、前週末のニューヨーク市場午後5時時点に比べてわずかにドル安/円高の98円後半。台北で2010円11月撮影(2013年 ロイター/Nicky Loh)

[東京 5日 ロイター] - 東京外為市場正午のドル/円は、前週末のニューヨーク市場午後5時時点に比べてわずかにドル安/円高の98円後半。短期筋のドル買い戻しや輸入企業のドル買いで99円台に戻したが、日経平均株価.N225の下げ幅拡大で圧迫された。

ただ、7月米雇用統計を通過して商いは閑散で、明確な方向感は出なかった。オーストラリアの小売売上高が予想を下回ると、豪ドルは急落した。

<荒い値動きのニューヨーク市場から一転、東京市場は一進一退>

前週末のニューヨーク市場では、ドル/円が急落した。7月米雇用統計の発表直前まで騰勢を強め、100円回復に迫ったが、米雇用統計のうち、非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を下回ると急速に下落した。米国務省が2日、全世界の米国民に向けた渡航警戒情報を出し、国際武装組織アルカイダが今月、中東・北アフリカで攻撃を計画している可能性があるとして注意を呼びかけたことも、ドル/円の下落に拍車を掛けた。ドル/円は98.66円まで下げた。

しかし、週明けとなるきょう午前のドル/円は99円ちょうどを挟んで一進一退となった。朝方は、日経平均株価の下げ渋りで短期筋がドルを買い戻した。仲値にかけて輸入企業のドル買いが輸出企業のドル売りを上回ると、ドル/円は99.15円まで上昇した。ただ、99円台での推移は続かず、日経平均の下げ幅が200円を上回るとドル/円は98円後半に弱含んだ。商いは閑散で、明確な方向感は出なかった。

あおぞら銀行・市場商品部の諸我晃次長は、今週のドル/円は99円ちょうどを軸にレンジ推移になりそうだとみる。「基本的には底堅い推移とみている。底割れするほどの材料は、今週に関しては出ないと思っている」と話す。

大手信託銀行の関係者も、今週のドル/円はもみあうと予想するが、「基本的に、ドル/円に関してはドル買い/円売りでいいと思う」としている。7月米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比16万2000人増となり、市場予想の同18万4000人増に届かなかったが、同関係者は雇用統計自体は「それほど悪くなかった」と指摘する。

<豪ドル、対米ドルで3年ぶり安値>

豪ドルは急落した。豪ドル/ドルは2010年8月以来の安値を更新した。6月の豪小売売上高が前月比横ばいとなり、市場予想(同0.4%増)を下回ったことが嫌気された。

豪小売売上高を手始めに、今週は豪州と中国で重要経済指標が相次いで発表される。明日はオーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)理事会が開催される予定で、市場では追加利下げが予想されている。

前週のスティーブンスRBA総裁の発言で豪ドルは下げ基調を強め、「6日の追加利下げは織り込んだ」(外為アナリスト)との声が出ている。ただ、今週はイベントが相次ぐため、一方向にポジションを傾けにくいとの見方が目立っている。

米商品先物取引委員会(CFTC)が2日発表したIMM通貨先物の取組(7月30日までの週)によると、投機筋による豪ドルの売り越し幅は一段と拡大した。7月30日までの週、豪ドルは7万2573枚の売り越し。前週は6万3982枚の売り越しだった。

(和田崇彦)

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