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ドル98円半ばに下落、実需のオファーや株安を受け
2013年8月5日 / 07:04 / 4年前

ドル98円半ばに下落、実需のオファーや株安を受け

8月5日、東京外為市場午後3時のドル/円は、前週末のニューヨーク市場午後5時時点に比べ小幅ドル安/円高の98円半ば。都内で2009年11月撮影(2013年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 5日 ロイター] - 東京外為市場午後3時のドル/円は、前週末のニューヨーク市場午後5時時点に比べ小幅ドル安/円高の98円半ば。短期筋のドル買い戻しや輸入企業のドル買いで99円台に戻したものの、日経平均株価.N225の下げ幅拡大や輸出企業のオファーで上値を圧迫された。

7月の米雇用統計を通過した東京市場では、短期筋の買い戻しや実需の買いを受け、朝方一時99.15円付近まで強含む場面がみられた、その後はすかさず輸出企業のオファーが出て、ドルの上値は重くなった。さらに、日経平均の下げが円買い戻しを誘発し、欧州序盤にかけてドルは、米雇用統計発表後の安値を下回る一時98.57円付近まで下値を伸ばした。

一方、個人投資家は、依然として逆張りスタンスを保っているとされ「上がったら売り、下がったら買い」(FX会社)となっているという。また、下げ止まる気配を見せない豪ドル/円については、長期の投資スタンスの個人も多く、目立った混乱は見られないという。

今月15日には米国債の利払い・償還が予定されるが、今年は「そのうち大部分がロール・オーバーされ、円転玉として円高要因になる部分は少ないだろう」(外銀)との見方が出ていた。

前週末のニューヨーク市場では、7月米雇用統計の発表直前まで騰勢を強め100円回復に迫ったが、米雇用統計のうち、非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を下回ると急速に下落しドルは98.66円まで下げた。

米国務省は2日、全世界の米国民に向けた渡航警戒情報を出し、国際武装組織アルカイダが今月、中東・北アフリカで攻撃を計画している可能性があるとして注意を呼びかけた。声明で「テロリストによる攻撃の可能性」があるとし、特に警戒が必要な地域として中東・北アフリカ、アラビア半島を上げた。8月末までにアルカイダと関連組織による攻撃が行われる恐れがあるとの見方を示した。

「世界的に経済が落ち着きをみせているなかで、政治的ファクターに目が向きやすくなっている。ただ、ここに来て、そう大きな変化があったわけではないとみている」とFXプライム取締役の上田真理人氏は言う。

<豪ドル、対米ドルで3年ぶり安値>

豪ドルは急落。豪ドル/ドルは2010年8月以来の安値を更新した。6月の豪小売売上高が前月比横ばいとなり、市場予想(同0.4%増)を下回ったことが嫌気された。豪ドル/円は87円後半で、一時87.49円まで下落し、7月31日に付けた7カ月ぶり安値87.39円に迫った。

豪小売売上高を手始めに、今週は豪州と中国で重要経済指標が相次いで発表される。明日のオーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)理事会について市場は、追加利下げを予想している。

前週のスティーブンスRBA総裁の発言で豪ドルは下げ基調を強め、「6日の追加利下げは織り込んだ」(外為アナリスト)との声が出ている。ただ、今週はイベントが相次ぐため、一方向にポジションを傾けにくいとの見方が目立っている。

米商品先物取引委員会(CFTC)が2日発表したIMM通貨先物の取組(7月30日までの週)によると、投機筋による豪ドルの売り越し幅は一段と拡大した。7月30日までの週、豪ドルは7万2573枚の売り越し。前週は6万3982枚の売り越しだった。

(ロイターニュース 森佳子)

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